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歩道橋が好き

歩道橋がとても好き。見かけたら意味もなく渡ってしまうくらいに好き。
近い将来、歩いて行ける範囲にある歩道橋を渡りまくるための散歩をしたいと考えている。それくらいには好き。

今日は、歩道橋の何が好きなのか言語化してみたい。

まず、なんといっても高いのがいい。「バカと煙は高いところに上る」なんてことわざもあるけれど、人間別にばかじゃなくても高いところ好きじゃないですかね???私は好き。高いってだけでうれしいのに、普段見ている景色を、普段は見れない高さからみられるところがさらにいい。車のてっぺんとか、電線や標識が近くで見られるのが楽しい。ワクワクする。

あとは、危うさがいい。別に歩道橋は決して危ないものではないし、真ん中からガラガラ崩れ落ちるなんてことはめったにないだろうけど、な~んか危うい感じがする。だって道路の上を歩いちゃってるわけだし。真ん中に支え無いし。その危うさが歩道橋の魅力を引き立ててる。吊り橋効果と同じかも

あと、歩道橋というもののパブリックイメージも割と大きめに影響してると思う。ドラマとか映画とか、歩道橋出てきがち。歩道が登場するシーンのうち、それが歩道橋である割合は、実際の歩道のうちの歩道橋の割合よりめちゃくちゃ高いと思う(説明難しい)。だから歩道橋ってなんか良い。特に夜。あと晴れた日も。雨の歩道橋もいいか。いつでもいいな。ヒロインが朝、歩道橋を駆け上がって鞄を抱えながらその上を走ったり、いい感じの二人が歩道橋の真ん中で車のライトを見つめながら話したり、けんかして片方が雨の中歩道橋まで走ってきたら、追いかけてきたもう片方が「待てよ!」って言って語り始めたり、、、具体的な作品名は一つも思いつかないけどめちゃくちゃありそう。そういう、なんかいい場所っていうイメージが強めにあるので、一種の聖地巡礼みたいな気分がして楽しい。

だけど歩道橋って、本当に必要な場面で使ったことないんだよね。いつも登りたいから登るんだけど、だいたいすぐ近くに同じ効果を発揮する信号があるし。まあそれでも私は今後も歩道橋を利用するんですけどね。最近大学の近くにお気に入りの歩道橋見つけたのでこれからも無駄に利用していきたい。


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