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映画史に残るロマンティックなローマのデート。

こんばんは、ときめき研究所のKEIKOです。
毎日毎日同じニュースばっかりで本当にそろそろ嫌になってきました笑。仕事がら今回のコロナの件で結構くらってはいるんですが、へこんでいるわけにもいかず。自分に何ができるか考えたら、微力ながら何かをクリエイトしてみなさんに笑顔になってもらう!しか思いつかなかったので、ペンをとりました。
この機会に、書きためてた小説とかアップしちゃおうかな〜、とかこうしてちょこちょこ記事書こうかな〜とか考えています。どこまで続くやら。
お時間ありましたらお付き合いいただけたら、幸いでございます。


そんなわけで今日のタイトル。
私、個人的に「映画史に残るロマンティックなデートで賞」をいろんな地域で考えてまして。例えば、舞台がNYだったら「ティファニーで朝食を」、ハワイだったら「50回目のファーストキス」、ロスだったら「LALALAND」、で、ローマだったら断然この「ローマの休日」だなぁと思うのです。世界中で有名すぎるデートのひとつですよね。

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あ、ごめんなさい、写真はテレビをまるごと撮影という荒技です笑。
ときめき研究所映画班で最近クラシックな名作映画を観る会というのをまことしやかに開催しているのですが、オードリーしばりで観たこの日の作品がこちらでした。言わずと知れた、あの名女優オードリー・ヘップバーンのデビュー作。

制作は1953年。ヨーロッパ某国のアン王女はローマにご公務でお見えに。毎日毎日お付きのものがぞろぞろな上に、窮屈なスケジュールを淡々とこなすのに疲れて、なんとある夜、お城を抜け出します。そこで出会ったのが新聞記者のジョー・ブラッドレー。寝ぼけまなこの王女を酔っ払いと勘違いして、王女と気づかずにお家で介抱してあげることに(ここプラトニックですよ)。翌日、お城からアン王女がいなくなったことで騒然となっている世間に気づき、ジョーは昨日連れて帰った女性がアン王女と気づきます。こうなったら、アン王女の特ダネを撮りたい!と、彼女をローマ観光に連れ出して、いろんなところで写真を撮りためていくのですが...というストーリー。

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名作すぎる名作で、もう説明不要なあらすじなのですが、何がいいってこの作品、ふたりが結ばれない!チュー止まり!プラトニック!それで!結局!付き合うとかもない!!お互い!ローマのいい思い出だったなってする!最後の接見のシーンで、お互いいろんなこと思いながらにこってする微笑みが最高に上品で素敵!もうこれに尽きます。
なんかね、そりゃそうよ。相手は王女様なんです。新聞記者のジョーとは立場が違う。もちろん、劇的に恋に落ちて駆け落ち、なんてなシナリオもできただろうし、そういう作品もいっぱいあります。でも、ちゃんと自分の立場をわきまえて、お互いのことを尊重して生きていくふたりの姿がなんとも美しく奥ゆかしい作品なのです。キスも二回しかしない!(回数なのか?笑)ときめき研究所としては、ここにとてもきゅんポイントがあると思うのです。別に濡れ場とか、あったらそりゃいいだろうけど、なくてもこんなにときめく、むしろないからときめくのかもっていう、とにかく清涼飲料水度が高めな作品なのであります。

そのふたりが、スペイン広場でジェラート食べたり、乗れないベスパをニケツしてみたり、真実の口に手を食べられちゃったり、いちいちかわいいのである。好きなヘアスタイル楽しんだり、たばこ吸ってみたり、ギターで人をぶん殴ったりする笑、自分の知らない世界をたっくさん経験するデート。そんな世界を見せてくれる彼。女子の大好物です。ローマの旧市街の街並みも本当にレトロで美しくて、ロマンチック。旅先で羽を伸ばすアン王女にも、きっとローマの街が異国情緒たっぷりに映ってたんだろうなぁ。ローマの街の魅力がこれでもか!と迫ってきます。ちなみに、ミーハーな私はローマに行ったときに上記全部のロケ地巡りしました笑。

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ローマの街並みや作品の脚本もかわいいんだがもっとかわいいのがいた...。そう、画面を縦横無尽にはしゃぐアン王女ことオードリー・ヘップバーン。これデビュー作とか信じられます?こんなに表情ゆたかにアン王女をいきいき演じる才能よ。脱帽でございます。なんだろう、チャーミングなんだけど品があるたたずまい。本当にハインネス・マジェスティな感じがある。当時24才。24才でこの風格出せるのってすごい。そして、この才能を見つけてきた人すごい。国家の代表としての強さもありつつ、でも24才のあどけなさと不安定さも、でもでもお風呂から出たシーンとかの艶っぽさや色気が漂う感じも、本当に目が離せなくなる素晴らしい演技です。

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そしてお相手のジョー・ブラッドレーを演じるグレゴリー・ペック。渋い。こっちはこっちで、なんなのこの渋さ。滲み出るダンディズムとジェントル。かっこいい。それでさらにいいのが、やっぱり最初は金ヅルだ!特ダネだ!と意気込んでいたのが、だんだん彼女に惹かれていくのに気がついていく描写ね。たまらん。最初にキスするとことか最高に高まる。あんな感じで今まで冷静だった人に唇奪われてごらんよ。くう。女子の多分好きなやつ。目の前の人が自分の魅力にどーにかなっちゃって、気持ち昂ぶっちゃってるや!つ!ここ、テストに出ます。なんの笑。でね、最後車でお城まで彼女を見送るときのキスもね。美しい。お城に向かって王女になっていく彼女を最後まで見届けて、走り去る彼。謁見を終えて、一人宮殿を後にする彼のラストシーン。美しい。全てが美しい。なんなんでしょう、この時代特有の行間を楽しむようなシーン運び。観た後心地よい余韻につつまれる、これこそアートの醍醐味だと思うんですよね。え、はい持論です。

ローマ、でも今どうなってるんだろう...。世界中のニュースに本当に胸が痛い今日この頃ですが、しばらく現地に行けないことを思うと、こうして映画でローマの疑似体験するのも、それはそれで楽しいかも。
とにかく、50年代の古き良き街並みと、永遠に語り継がれる美しいラブロマンス、目にも麗しいこの時代の俳優陣...どこをとっても、引きこもりの脳内トリップにもってこいの作品です。ときめき研究材料としても大変よい作品。ぜひきゅんきゅんして免疫力あげてください〜!!

本日はこのへんで....。


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