見出し画像

手塚治虫のブッダは火の鳥のブッダ編みたいな感じ

思ってたのとけっこう違った!

こんばんは。
カーボです。

先日、娘とマンガ喫茶にいって
そこで手塚治虫の『ブッダ』を読んで来ました。

『火の鳥』に続き手塚治虫の代表作と
言われるブッダ。

割と真面目にブッダの生涯を
通じて、俯瞰した歴史観を語るーー

と思っていたんですが、全然そんなことはなく
いつもの手塚治虫ワールド全開
でした。

◯作者もブッダの伝記として読んでほしくはない

これは作者の最後の後書きにも
書かれてるように『火の鳥』の代わりに
描くことになったものであり、
ブッダという題材は使ってはいるものの、
実際にブッダとは関係のないオリジナルの
登場人物が多数現れ、いつもの手塚治虫風の
キャラクターが入り乱れる作品でした。

なので、タイトルとしては
『火の鳥〜インド古代編〜』みたいな
感じの方がしっくりくるかなと。

そんな感じで手塚ワールドを楽しむ
作品でした!

◯もちろん、ブッダのこともわかる

とはいえ、伝記の形を取ってますので
ブッダの生涯もなんとなくわかるように
できています。

とくに仏像に出てくるような
寝そべって弟子の話を聞いてる姿など
「本当にこうやって弟子の話を
 聞いていたんだろうなあ」
という情景が湧いてきて
良かったです。

王族に生まれながらにして
解脱を目指して修行をし、
数十年後に自分の国が滅び、
その滅ぼした国の国王に歓迎される
とは人としてもとんでもない人生を
歩んで来たと思います。

遠い昔に思いを馳せるというのも
面白いものですね。

非常に面白い作品となってますので
興味のある方は是非読んでみてください。

では、今日も今を大事にしていきましょう!

よろしければ、サポートをお願いします。受けた恩は3倍返しにして必ず返します!