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ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』は恐ろしいほどのストーリーテラー小説

ヤバいほどに引き込まれるーー

こんばんは。
カーボです。

今回はハラリ氏の
『サピエンス全史』を
オーディブル(audible)で
前編を耳読書したので感想を書きます!

ちなみに前編だけで11時間あります😄

それを2倍速で聴きました!

◯巧みなストーリーテラー

ハラリ氏の本の特長として、
「長くて面白い脱線話」があります。

その話を積み上げていくと、
最終的な結論に達するわけですが、
「正直、そこまで長々と喋らなくても…」
みたいなエピソードトークが延々と
(本当に延々と)続きます。

たとえば、狩猟時代の人間の価値観は
部族の数だけ違う、というお話。

ある部族は狩猟に、足手まといに
なりそうな病気になったものは
その場で放置して置き去りにする。

または、年老いた老婆をある日、
親戚が後ろから斧で殴って殺害する。

その部族は決して普段から殺伐としてる
わけでなく、訪れた白人にも優しく
部族間も助け合いをして仲がいい。

殺す方も殺される方もある意味
それが当たり前だとして生きているのだ。

それがその部族の価値観であり、
行動原理である…

みたいな話を5個も6個もあげた上で
ようやく次の話に進む、みたいな感じです。

◯切り口が面白く、心を揺さぶられる

これを読んでられる(聴いてられる)のも
ハラリ氏の話が面白いから。
もちろん、取材に基づいているんでしょうが
時に「本当かな?」と思うほど面白く、
刺激的で我々の価値観を揺さぶってくれます。

あまりに古い話が多いので割と想像で
補完する部分が大きいんですよね。

彼にかかればどんな話も歴史上意味のある
話に仕立ててくれそうです。

ハラリ氏の本質は超一級のストーリーテラー
だと思うとしっくりきます。

◯とはいえまだ前編

とはいえ、まだ前編なんです😄

この後、ホモデウスも読もうと(聴こうと)
思ってるのでハラリ氏の話は
まだまだ続くのかなーと。

とりあえず、今のところの印象です!

まだまだ感想はたくさんあるので
今後も書きたいと思います。

では、また明日も良い一日を!

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