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【企画の基本】コンセプトは大事

こんにちは。カーボです。

企画開発の仕事をして20年近くになります。
しばらく企画関係の記事は【企画の基本】を中心に書いていこうかと思います。

今までの企画の記事は長年の紆余曲折の過程をすっ飛ばして本質的な結論だけを書いてきたつもりでした。

ですが、それだと響く方々がかなり限定されてしまうという風に最近思うようになりました

というのも、僕が記事を読んでなるほどと感心するのは「こんなのは業界だと常識ですが…」みたいな前置きがある記事でした。

業界関係者でない方が圧倒的に多いこういう場では業界では当たり前過ぎるほどの常識を丁寧に書いた方がいいのでは、と思った次第です。

前置きが大分長くなりましたが、今回は企画の基本、コンセプトの話です!

1.コンセプトとは何か?

商品企画のコンセプトとはなにかと言いますと、「その商品を一言で表すとしたら何か?」となります。それがわかりやすく魅力的であれば、その商品のイメージに向かってみんなが開発を進めることができます。

たとえば、カプコンさんの有名なゲーム『鬼武者』でいうとコンセプトは「和風バイオハザード」だったそうです。イメージしやすいですね。

これだけわかりやすく魅力的なコンセプトだと、開発チーム全体の方向性が定まり、ブレることない開発ができるのです。

大体、2つの異なるワードを組み合わせて作るのが定番です。

2.コンセプトがなぜ必要か?

コンセプトというのは指針ということです。指針がないと開発の方針があっちに行ったりこっちに行ったりしてまともに形になりません。

「昨日はあんなこと言ったのに今日は全く逆のことを言う」

開発ではあるあるですが、これもコンセプトが定まってないために起こることです。

開発とは予測しない事態の連続です。芯の通った商品を作るためにはコンセプトを決めることが必須となります。

3.コンセプトの決め方は多種多様

これだけ大事なコンセプトですが、これを決めるためだけに本が何冊も出ているように決め方は多種多様で、結論は出ていません。

僕が冒頭で言った「2語の組み合わせ」も一つの案に過ぎず、本の数だけコンセプトの決め方も方針も常に議論されています。

中には「コンセプトは逆に悪」という考え方もあります。僕も一時期、そう思う時期もありました。

4.まとめ

1.コンセプトは開発の指針でありものすごく大事
2.コンセプトがないと開発はブレブレになる
3.しかしながらこのコンセプトの決め方は多種多様で結論は出ていない。

まさに業界では常識ですが…という話ですが参考になったでしょうか?

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