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【ネタバレあり】映画『THE FIRST SLAM DUNK』を勝手に考察します!

色々、勝手に考えてみたーー

映画『THE FIRST SLAM DUNK
のネタバレありの勝手に考察を
していきます。

※まだ観てない方はまずは
ネタバレなしの紹介を読んでください。

↓ネタバレなしはコチラ

コチラは完全に映画を観た後人向けの
ネタバレありの考察ですのでご注意を!

◯前提として

とくに言う必要がないので
書いていない前提条件を
先に書いておきます。

・映画は文句なしに素晴らしかった。
・その上での勝手な考察です。
・書き手の妄想で信ぴょう性はゼロ。
 本当に勝手に妄想してるだけです。

では、始めます!

◯なぜ◯◯◯◯◯◯を主人公にしたのか?

今回の考察ポイントはコチラです。
これがみんな思うところだと思います。

なぜ宮城リョータを主人公にしたのか?

これは『THE FIRST SLAM DUNK』
というタイトルにも込められてると思いますが
実は作者井上雄彦さんが最初に描いた
スラムダンクの原形の主人公が
宮城リョータだったから
です。

スラムダンクという漫画は作者の
バスケ愛によって描かれてるものであり、
ガードポジションだった作者は
当然、主人公は自分の分身である
ガードを主人公にしていました。

しかし、編集者と一緒に詰めていく
上でガードが主人公だと華がない。

それよりはバスケを全く知らない
ど素人がリバウンドで成り上がる
漫画がジャンプ的にも良いだろう。

そんな感じで、作者としては一応
納得した上で連載はスタートします。

実際、漫画は爆発的な人気を誇り
大成功しました。

一旦、宮城リョータが主人公だった
世界線のスラムダンクは作者の
記憶の中に忘れられたわけです。

ところが、20年の時を経て
スラムダンク映画化の打診があった。

最初は全然乗り気じゃなかったそうですが、
映画化させたいというスタッフの熱意に
感化され、ただの監修のはずが
監督、脚本までやるようになりました。

◯どうせやるなら最初に描きたかったものを

そこで作者は考えました。

「漫画の完全再現だけでは面白くない。
 どうせ作るなら自分が最初に
 描きたかった世界線で作ろう」
と。

当時は自分の力量不足、ジャンプの法則の
せいで描くことのできなかった宮城リョータの
故郷、生い立ちの話が描かれてるのは
新たに描かれたというより、
そもそも考えていた設定を呼び覚ました
にすぎません。

まさに『THE FIRST SLAM DUNK』
なんですね。


◯山王戦以上のバスケ漫画は描けない

改めてこの映画を観て感じましたが、
スラムダンクの世界において山王戦
以上のものが描けないです。

話の展開や伏線からの伏線回収まで
含めて全て山王戦に詰まっているので
あれ以上のものが描けないんですね。

ジャンプの王道で言えば、
あの山王戦は負けておいて、
来年、再来年の展開に繋げるのが
セオリーだったはずです。

でも、あそこで勝ってしまった。
ファンは続編を臨みますが、
あの山王戦以上のものが描けない限り
作者としては描く意味がないのでしょう。

正直、僕も山王戦のその先が
描かれてるのかという期待も
したのですが、最後に宮城リョータと
沢北のその後で決着しているように
「もう続編は絶対にない」
という作者からのメッセージだと思います。

改めてスラムダンクという漫画を
堪能できて最高でしたね。

◯まとめ

・宮城リョータが主人公なのは
 そもそも作者が最初に描いたスラムダンクの
 主人公が宮城リョータだったから。

・『THE FIRST SLAM DUNK』という
 タイトルにその想いが込められてる

・山王戦の以上のものはスラムダンクの
 世界では描けない。だから、続編はない。
 これが今回の映画でハッキリと示された。

以上、僕の勝手な考察でした😄

では、また明日も良い一日を!

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