見出し画像

【HSPさん向け】HSS型HSPの私が感じた、レジ業務のつらいこと・嬉しいこと

HSPさんの中には、仕事が自分の気質に合わずに、困ったり、つらい思いをしたことがある方は多いのではないでしょうか。

HSS型HSPである私も、その一人です。

私は現在スーパーマーケットで働いていますが、人手不足が原因で、元々働いていた水産部から食品集中レジに異動。

私にとっては、正直苦痛です。
業務の100%が苦痛なわけではなく、「苦痛なことの方が多い」です。

接客業が好き・得意なHSPさんももちろんいると思いますし、あくまで私の完全なる主観ではありますが、

「転職を考えていて、選択肢に接客業がある」
「接客業、興味はあるけど私に出来るかな」
「接客業つらい・・・これって私だけ?」

このように思っているHSPさんに向けて、参考になればと私の体験談を書いていきます。

【つらい】不特定多数に毎日絶え間なく接客

レジの宿命ですね(笑)
一番想像しやすい部分だと思います。
「レジは絶対しない」と考えているHSPさんの多くは、これがつらそうだと感じるのではないでしょうか。

はい、実際つらいです・・・。

基本的にお客様とは「初対面レベル」の関係。
頻繁にご来店くださるお客様の顔は覚えますが、人となりが分かるほどお話をするケースはまれですし、お客様と従業員という関係性は変わりません。

例えば、お買い上げ品をカゴに移していく時、同じ重ね方をしても、それを良いと捉えるお客様、不快だと感じるお客様がいます。
時にはコミュニケーションを取りながら、臨機応変にこなさなければなりません。

それをかなりのスピードで何十人、何百人と。

「これは大丈夫かな?」
「こうしたほうがいいかな?」
とたくさん考えて、情報過多に。

脳が処理落ちしそうになる時があります・・・。

【つらい】常に見られている緊張感

レジは常に人目に晒されている環境です。
例えば、品物をカゴにぶつけてちょっと大きい音が出てしまった・・・とか。
何かを聞かれた時に言葉がなめらかに出てこなかった・・・とか。

些細なことでも、お客様の表情や声色の変化が気になって、

「ごめんなさい・・・!」
「もうあの人のレジには並びたくないと思われたかな・・・」

と、落ち込みそうになる時があります。

お客様が並んでいる時も、かなり焦ります。
実際に「遅い」とお怒りになるお客様もいます。
焦るのはミスの元なので良くないのですが、お待たせしてしまうことに大きな罪悪感を感じてしまいます。

【つらい】ブレーキを踏むタイミングを決められない

お客様が途切れない限り、ブレーキを踏むタイミングがありません。
HSPさんは日によって調子ムラがある方が多いと思います。
客数の多い休日に調子が悪いと、本当につらいです。

「無理をしない程度に頑張ろう」
と思ったりもするのですが、調子が悪い時ほど些細なことが気になってしまうもの。
それに、いざお客様を目の前にすると、つい100%で頑張ってしまいます。

仕事が終わったら、「とりあえず帰って寝よう・・・」と思うほど疲れる日もよくあります。

【つらい】良くも悪くもレジに拘束されている

HSS型HSP特有かもしれませんが、「レジに拘束されている」という状況そのものがかなりのストレスです。
業務をこなす上で問題がなくても、「拘束されている」というだけで非常にストレスを感じます。
ある程度、自由度のある仕事がしたい・・・。

逆に言えば、時間内レジさえこなしていればOK、ということではあります。
それをメリットとして捉えられる方にはレジ業務は向いていると思います。

【嬉しい】小さなことを感謝される

ここまで、私の思うレジ業務のつらさを語ってきましたが、ここからはポジティブに捉えている面を紹介します。

まず、レジでの一連の流れが終わったあとの、お客様からの「ありがとう」という言葉。

無言でレジから離れるお客様ももちろんいますが、意外と「ありがとう」と言ってくださったり、会釈をして離れるお客様もいらっしゃいます。

たとえ形式的に出た言葉であっても、やはり「ありがとう」と言われると嬉しいもの。

頑張っていて良かったな、喜んでいただけて良かったなという気持ちになります。

【嬉しい】会話から生まれるお客様の笑顔

本当に様々なお客様がいて、中にはとってもおしゃべりがお好きな方も。

ちょっとした世間話をする程度でも、レジを打つ最中ずっと続くようなおしゃべりなお客様でも(この場合、レジ打ちを間違えないかが少し不安になりますが・・・)、お客様に少しでも笑顔や楽しそうな表情が見えると嬉しくなります。

ちょっとした相槌を打つようなコミュニケーションしか取れませんが、それでもお客様の笑顔とふれ合うことは、人の温もりを身近に感じられて嬉しいです。

【やりがい】お客様の気持ちに寄り添って改善する

HSPさんはたくさんのことに気付けるので、業務中「もっと、ここをこうしたほうが良いのでは?」と感じることがあると思います。

レジは単純作業ですが、マニュアルから逸れない中で、ひとつひとつの作業をブラッシュアップしていくことが可能です。

例えば、気付かぬうちに流れ作業をしていた部分を、ひとつひとつ丁寧に分けて行う、など。

私の場合は、簡単なことですが、どれだけ忙しくても始めと終わりの挨拶と礼を、必ず丁寧に行うと決めました。

そうやって自分で気付き、意識して改善した点がお客様に気付いてもらえると、大きな喜びを感じます。

つらいこともたくさんありますが、HSPさんの持つ、お客様の気持ちに寄り添える優しさを、強みとして活かせる業務だと思います。

つらさもあるがやりがいもある。何に重点を置くかがポイント

HSS型HSPである私の、レジ業務におけるつらいポイント・ポジティブに感じるポイントを紹介しました。

HSPと一口に言っても、感じ方はそれぞれ。仕事において重きを置くポイントも違うと思います。

自分にとって大切なポイントがクリアできるかどうかが、仕事を長く続ける上で重要です。

一体験談として、仕事に悩むHSPさんに届きましたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?