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V-Pro League第1節自戦記② VPL1期生穹憧るか

こんにちは。VPL1期生・野球と麻雀を愛するドラゴンVtuberの穹憧るかです。
5/6(土)に待望のVPL=V-Pro Leagueの第1期が開幕しました!
この記事は先日出した1戦目の続きです。

2戦目も対局面子は第1戦目と同じく海原凪さん/アルバマックス志摩次郎さん/霧崎九十九さんのお三方。
そしてこの開幕2戦目は公式配信の配信卓に!
第1節は多井隆晴プロと椿彩奈プロが実況/解説という豪華配信でした。
公式配信での取り上げられ方にも触れながら振り返っていきます。

公式配信のアーカイブはこちら!(2回戦開始時から)

東1局

七対子は嫌だ…七対子は嫌だ…

配牌3対子でリャンメンがなくややきつめ。
こういう手は役牌を大事にすることと仕方がないので七対子を頭に入れる。

組み分け帽子「スリザリン!!」

同巡に対面の海原さんからリーチを受けて一発目で七対子テンパイ。
序盤につき通っている本数も少なく、1mが2枚見えていて愚形率が少し下がっている。で、あれば出やすい待ちで待とう。2軒リーチなら1切れ字牌は相当切りたくなる牌。
ということで2mを勝負して南単騎を選択。NAGAも完全一致で2m切りリーチ。ここで南切りの1切れ2mにするのは瞬間でも大損ということだろう。
海原さんが一気通貫に取っていたら少しだけ河情報が変わるがおそらく放銃していたはずだ。
結果は海原さんが満貫ツモ。これだから七対子は。

東2局

親番。役牌対子はあるがそれ以外はしょぼめ。
ヘッド候補もあるのでとりあえず白は鳴いてみて連荘狙いになりそう。

かなり後悔したミス。というか打った瞬間に違和感があった。
なんで6mを切ったかと言われると魔が差したとしか言えない。
一応理由としては8pが2枚飛びでポンができないため、7788pの使い方が69pの2回チーとかになりそうだな…とふわっと感じたため、であれば5799sはリャンカン形を残して面子に組みやすくする、みたいな思想でした。
だけど基本通りにフォロー付き対子の三枚形×2に組んだ方がいいよね。

7pポンはややポン有利らしい。私もポン。
8pがなく、9sも1枚飛び。トイトイに組むのは厳しいがトイトイに組む方が守備面でなんとかなりそうだし、枚数は少ないが一応の打点があるという言い訳が効くのでトイトイを見る方向にする。
公式配信では多井さんが8p2枚飛びを絶叫していたが、椿さんの言う通り待ちがいいのでんなこたぁ知らんで高い手を見ていく打ち方。

海原さんは5sポン打8sから手出し7m。
私の仕掛けを見て速度合わせの対応に見える。親の私の仕掛けに合わせてタンヤオで対抗してくるあたりそこそこ手牌は整っていそうで、手出しの7mの周りは相当持っていそうに見えた。
6779から3枚に固定した677からの7切りは9mが早すぎるのでなさそうだが(1m1sよりは引っ張りそうだ)孤立6m持ってるから9m切りで7mがくっついてさらに7m引いた形から最終手出しで7m、というパターンはあり得るためこの赤5mでちょっと望みの薄いトイトイ向聴からの放銃はアホらしく見えた。
ということで7sを切って放銃。1000点で良かった。

東3局

自分を裏切ってしまったことには後悔が残る

普段から役牌対子があれば混一色だ!と叫んで生きている。
当然これは役ドラ混一色の満貫が見えるため鉄ポン!
…なのだが、配牌を見て一瞬で親から北が切られ、不幸にも一瞬のことでまだ頭の整理のつかず何故かピンズがリャンメンに見えてしまっていた。
私の混一色哲学として混一色を見るレンジはめちゃめちゃ広いのだが見切るレンジも広い。特に赤含みとか端寄りの両面を切ってまでの混一色はあまり肯定しないことが多い。
他にヘッド候補がないドラ1のリャンメン×3ならリーチ手順もあるな…と思ってスルーしてしまった。自分のツモ番が来る頃には人生を後悔した。

6巡目、対面の海原さんから喉から手が出るほど欲しい北が出る。
ここからもう1面子作るのには相当ギリギリの巡目だが、それによって満貫手になるのであれば見合っていると私は思う。
私はこの手を北ドラ1にする気が毛頭ないので3pから。1pから切るのは2000点を許容する方向が強く、そうするくらいであれば9mを切りたい。
しっかり2000点の放銃。まるで警戒する気がなかった。
1巡目の北を鳴けなかったことに後悔が残るけど放銃にはさほど後悔はないですね。

東4局

役牌対子あるので躱し手にもなるが、リーチ東ドラで曲げるのが理想。
ちょっとブロックの不足を感じるがドラ3pを引いてもう1個オタ風の対子でもできれば満貫の混一色になるのでそっちのルートも残したい。
ということで19mあたりから処理していく。こういうところは癖のある手順かも。

まだこの手は混一色じゃないのでスルー。あまりにもバラバラなのでNAGAくんでもポンはギリギリしない方が得ということらしい。

混一色への光明が見え始めたので56sを払いたいところだが親リーチが来たので東を切ってオリ。カン7pを入れた志摩次郎さんが一発で1mを放銃。
ドラ0のペン3mで親リーチには追っかけられないし、まだたかだか3本通っただけなので12mを勝負して3pや5pを引いて勝負したいということか。
これは度胸があって面白い選択だと思う。
私は多井さんも言っていたように現物の8s9sを打ちますがそれも2巡凌げるだけで将来があるわけではないですからね。

東4局1本場

これは白赤ドラドラの満貫が完成形。そのように手を組んでいきたい。

1巡目のツモで9mを重ね、以降ひたすらツモ切りを続けているうちにリーチが来てしまった。こうなると無限大に押せるはずだった手牌の価値もガタ落ち。
ただ9mを切ってのベタオリは選びたくない。白が出たら鳴いてスジ1~2本くらいならぶつけられるだけの価値はあると思っているので2m切り。
9m切りが推奨されるのは向聴数があまりにもひどいので他家のリーチが来る前にドラを処理しておけということか。段位戦ならそうしてるかも。

ここで9mを切ってギブアップ。
もう白は出ないだろうしいくらドラ3でも萬子が全否定された状況下ではピンズか索子の無スジを一本押すのことも許されないだろう。
状況からして私にとっては当然のオリではあるのだが、それでも多井さんから「偉いね!」と褒めていただけたのはやはり素直に嬉しい。
対リーチにはしっかり固めに打っているところを椿さんに「穹憧さんの麻雀好きですね」と言っていただけたことも本当に嬉しかった。
公式配信を検討しながらこうして見返すだけでも楽しいのでこのリーグに参加できて本当に良かったと思う。

こういう見落としはマジでよくないので脳のメモリを増やそう

ドラを落として窮した場面。おそらくだが下家が1mを切って中スジになったことを見落としたのだろう。これは言い訳だが私は配信しながら打つとどうしても喋ることにメモリを消費しすぎてしまう結果、脳のリソースが不足して打牌のクオリティが落ちる。脳にメモリを何枚か増設したい。
というわけで4mを切れずに白落とし。まあ字牌対子落としがそんなに不正解になることもないとは思う。
多井さんの言う通り困ってしまっていたので現物3p持ってきていたら海原さんに放銃していただろう。あまり押しているように見えないのでテンパイしていることは想定していなかった。
断トツにつき平和ドラ1の現張りダマも許容されるケースか。まだ歴は浅いとのことだが海原さんのこの判断はめちゃくちゃ上手いと思う。ちなみに私はリーチする。
海原さんが6pをツモって連荘。

東4局2本場

素直にリーチ手順になりそう。字牌を切ろう。

この手はリーチのみでは不満なので平和まで行きたいが、4mが既に2枚と6mが3枚見えていて中膨れを残しても意味がなさそう。6pを残して3456になることの価値が高いと見て5mを切ったがもう間に合っていない。
ドラが字牌なこともあってタンヤオ形の両面チーにさほど警戒をしていなかったがケアは必要だったのかな?ケアするとしたら3344mからとりあえず1枚は門前見てスルーするけど2枚目は流石に鳴いとく的なやつはありがち。
これが25mが2枚3枚と見えてるならそれなりに警戒したけどこれはちょっと早すぎたしまだリーチが打てそうで無理だった。

東4局3本場

勝負手が来たのでしっかり育てよう。役牌ドラ1では満足できないよね。

さようなら、勝負手。
一応西くらいはと切っておいてカン5sを引いたら1p切り、リャンメンかノベタンを埋めればワンチャンスの4pは勝負…みたいなルートもあるがその難易度の高さに対して放銃打点のレンジが広すぎる。12000とか打つと断ラスまっしぐらなので西すら打たずにまずは確実に現物を抜く。
その後私が難しい選択になることもなく志摩次郎さんがあっさり満貫ツモ。

南1局

無限に続くかと思われた東4局がようやく終わったがラス目に転落。
状況は非常によろしくない。手牌は赤があって4ブロックあるのでまあそこそことは言えるでしょう。

七対子は嫌いだけど七対子を許容する

大嫌いな七対子の向聴。NAGAは2枚目の中にややポン寄り。
ポンする場合は1sあたりを浮かせてドラの受けを作る形にするだろうか。
3sの方が内よりで浮かせたい気持ちがあるが1sの方が放銃時にドラ跨ぎになる点と縦受け枚数の1枚差で1s切りにしそう。鳴かなかったけど。

断トツの海原さんからリーチが来る。
中スルーの時点からほぼ七対子に向かうことになるのでNAGAくんは危険な6mの処理を声高に叫んでいたが私は一向に聞き入れず形を維持していた。
理由としては2sを引けた時にメンツ手に移行する余地を残したかったというのがある。守備面は中の対子が使えるからなんとかなりそうだし。
さて、このテンパイをどうするか。
断トツには逆らわない、が下々の者のセオリーということで中を打って回る。これが断トツ以外の子のリーチなら押しても良かったかも。

回ってラッキーな張り直し。
こうなるともうまともな迂回路も残ってないので曲げてもいいのかもしれない。ただ、やはり断トツとたかが七対子で喧嘩は見合っていないだろう…
ちなみに仕掛けた志摩次郎さんの当たり牌で待っている格好になった。

こういうラッキーなこともありますね。1600-3200でクールに。

南2局

役役ある!混一色!いつもの合言葉だ。

赤に貪欲に

役役なり役イッツーの混一色での満貫がゴールであるのは間違いないのだが、5800の加点でもかなり偉い。
ということで赤5mとダブドラの赤5sを逃さないように端牌よりも6mと6sを少しだけ引っ張る手順を踏んでいる。少々リスクはあるし、混一色が大好きだけど混一色だけが全てじゃないよね。
このあたりの手順を公式配信で褒めていただいたことは嬉しかった。
多井さんと椿さんから赤ありをしっかり意識した手順であるところを言ってもらえたし、コメント欄でも「なるほど」と反応してもらえていたね。

それでも混一色の神様は私を選んでくれた。

混一色イッツーの親マンテンパイ。正直2pの場況は最強に見えた。
こうなれば子供のリーチなんて目に入らない。4sまで叩き切るフルゼンツで押したがツモられてしまった。
多井さんが指摘していたようにこの手は受け入れ変化がある。
發は鳴いて3面張に取るし、当たり牌の5pは流石に止めて5-8pにしていた。8pは巡目早ければ放銃してるかも…?この巡目なら流石に1p切ってそうね。
私の2pは底の方に2枚と王牌に1枚眠っていた。ハードラックとダンスっちまったらしい。3000-6000の親被りで再び病院送りだ。

南3局

跳満親被りさせられたんだから跳満ツモらせろ!の気持ちだが虚無。
状況的に局に参加しないことは許容されないのでこんな手でもきちんと進めよう。

君は刻の涙を見る。

南4局

南2、南3とあまりにも最悪な展開でオーラス。
5200の出和了りはリー棒が1本出てもNGというほぼ満貫ツモしか許されないような状況だ。
ドラもなければ役もないがリーチを目指して愚直に手を作ろう。リーチ一発ツモ裏で逆転できる。

お前が信じる、お前を信じろ!

ドラをちゃんと持ってきたのでリーチ。
直撃裏条件とツモ裏条件ならあの配牌を思えば十分だ。
もちろん下家の志摩次郎さんと対面の海原さんからは見逃しの一択。
どのみちツモっても裏条件だし海原さんには伏せられてしまうので残りツモが2巡とかになってようやく9sが出るとかそういう状況なら倒してもいいがしばらくは倒す予定はあまりない。

+28ptのアガリだから実質役満みたいなもん

いっそ見逃しで魅せたい気持ちもあったが特にそんなことは起こらずにしっかりとツモって裏が乗る!
酷い目に遭い続けてからの逆転劇を魅せてみせたということでここは一つ。

海原凪さんがトップで+59.4pt。2着は志摩次郎さんで+2.9pt。3着は穹憧で-19.4pt。4着は霧崎九十九さんで-42.9ptでした。

海原凪さんの大暴れに対し正直為す術がなかったというのが感想。
大物手をしっかりものにしていることも勿論だが速度重視の手に私は3度も捕まって放銃している。正直今の私では回避しようがない失点だった。大量のアガリを決めた海原さんのセンスにただただ脱帽するほかはない。
2位の志摩次郎さんには2度も私の勝負手を潰して大物手をツモられた。絶対に許せないのでいつか伊勢湾の藻屑にしてやると固く心に誓いを立てよう。
4着となった霧崎さんは勝負手をアガれてなかったことが厳しかった。
南3局に私に絶望を突きつける満貫ツモをしているが本音はあんな仮テンのツモアガリではなくノベタン以上か字牌単騎のリーチをアガりたかったところだろう。リーチしてたら裏が2枚乗ってたし。

私個人としては開幕節から配信卓に乗れるなんてラッキー!と大喜びしていた割には手組をミスりまくるわ、警戒レンジ外なので仕方ないとはいえ守備が武器との自認があるくせに放銃しまくるわ(しかも守備面のミスも多い)で最後苦し紛れにラス回避をしたことくらいしかいいところがなかった。
次に配信卓に映れる時はもっといい麻雀を見せたいと心から思います。
精進しよう。
チートイが見える牌姿での選択がバグりがちなことと混一色を意識するレンジが広すぎるせいでNAGA度と悪手率は結構酷いことになりました。

まだまだ未熟な打ち手なので疑問の残る選択等もあったと思いますがもし気になる点があればコメントやリプライ等で教えて頂けると嬉しいです。
普段は段位戦の配信も多めにやっていますので是非配信の方もよろしくお願いします。
第1節の第3戦目も近いうちに書きます!

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