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V-Pro League第1節自戦記① VPL1期生穹憧るか

こんにちは。VPL1期生・野球と麻雀を愛するドラゴンVtuberの穹憧るかです。
5/6(土)に待望のVPL=V-Pro Leagueの第1期が開幕しました!
私は動画で語るよりも文字にして残す方が得意なVtuberなのでこうして私の打牌選択について文の形で残そうと思います。

第1節の対戦相手は海原凪さん/アルバマックス志摩次郎さん/霧崎九十九さんのお三方でした。
VPLの対局はMリーグルールで、1節は同一のメンバーで3半荘を打つ形式となっています。
本記事は第1節第1試合を振り返っていこうと思います。

東1局

私は常々語っている通り七対子が大嫌い。だが配牌4対子は七対子も覚悟しないといけないか。。

赤5sを引いて打4m、2s入れてドラ受けができたところにドラの3sを引き入れる。形が悪いが赤のある手なので1pや4mよりも孤立役牌を大事にしたがここで手放した。が、役牌を切る前に7pを切っても良かったかも。
一応6p引きでメンツを作りつつリャンメンを作れることのメリットを重く見たけどNAGAくんも7p寄り。

10巡目、ドラ3の完全1向聴だが2枚目の南が切れて縦受けが消える。「それでも!」と5p2枚の縦も消さないブクブクの選択を取ったがここはスリムにとった方が良いとのこと。自分の手牌価値が最強なので1枚でも逃したくない気持ちがあったが手牌価値があるからこそ、ということかしら。
幸い咎められずに6pを入れて3-6sのリーチ。開局一番で満貫以上のリーチが打てたのは良かった。
テンパイした対面の海原さんから6sが出て満貫。初回2点タイムリーが出たくらいの幸先の良さ。

東2局

役牌の中が対子。ピンズで3ブロックあるのでこれは混一色を見たい!

役牌対子があったらとりあえず混一色を意識する、が私の基準。

中を暗刻にして1pのポンからやんちゃに発進。
ここまでの混一色手順は切り順こそあれNAGAくんも肯定的。

7pチーは微妙。1向聴から1向聴の鳴きで残るのもリャンカンとそこまでよくはないがそれでも4p6pと鳴いてテンパイを取れる牌が増えること、3p7pの縦受けがテンパイになるメリットを見てチーとした。
NAGAはややスルー寄りらしい。

直後に北を暗刻にした親の志摩次郎さんからリーチ。同巡、狙い通り3pを重ねてのテンパイを拾ったのでション牌でも南を勝負する!が、一発でツモられ6000オール。お見事。

東2局1本場

とりあえずNAGAくんとは喧嘩していく

赤1あって悪くない。
6巡目、ひとまずは孤立のドラ跨ぎをさっさと処理しようということで打7mとしたがNAGAくん曰くタンヤオ偏重の1pよりもないらしい。
くっつけた時にタンヤオに移行しやすい他ドラを受けた後ピンズの一手変わりで三色まで見えるかな。
1向聴とはいえ変化に対する構想力の不足を感じますね。

NAGA激怒案件

6pの縦受けが1枚消えてリーチに不安が出てきた。
門前を捨ててくっつきの1向聴にするような状態だが門前2人の現物は一応あるし2pワンチャンスで1pが落としやすそうなので鳴いてみるのも面白いだろう…ということでいたずらっぽくチーしてみたがNAGAくんは激怒。

一応この仕掛けは実って600-1100のアガリ。

東3局

配牌が現在の中日ドラゴンズのようだ

親番だが手牌はパッとしない。
どうにもならないしチートイが嫌いなこと、トイトイのみだと安いが發を鳴ければ3翻あることで8sをポンしてみたがNAGAくんはスルー寄り。全然ダメってほどではない程度。

このあと下家の霧崎九十九さんがタンヤオのみのカン6mをツモって500-1000のアガリ。私の親番は虚しく消えて行った。

東4局

配牌が(ry

虚無。
2打目で中を切ってしまったがこれはよくないと思う。虚無な手なら役牌を重ねて躱し手にすることをしっかり意識した方が良い。
もちろん1pが最有力なのは承知の上だがあまりにも手牌価値がないので1枚でも親現持っておこうという思考が守備的すぎたかな。8mは孤立してるけどドラ受けなのでこれを切るのは絶対NGだね。

ここはNAGAくんはシンプルな手を推奨。
ドラが1枚来たので確かに手牌価値は0ではなくなったが5-8pがほとんど飛んでいてアガれる気がしない。
アガれるとしたら9pをヘッドにして萬子はリャンカンを埋めるイメージ。
ただこの瞬間はリャンメン落としの親の霧崎さんがテンパイしていることはなさそうだがタンヤオっぽい河でドラ色の萬子は特に切りたくない。
鳴かせないことも意識しつつ、な選択。

NAGAくんはケイテンを諦めない。一応2sはロンとは言われないが4sがワンチャンスでチーと言われることはあるかもしれない。
自分がテンパイならチーと言われても許されるがノーテンからチーされる可能性のある牌は切りたくない。6pを合わせてケイテンも諦めた。
親の霧崎さんと志摩次郎さんの2人テンパイで流局。

東4局1本場

打点はないがまあまあ

2メンツあるのでリーチ意識高めでいきたい。一応純全帯么九とか一気通貫に行けるルートもありそうなので頭には入れるが狙いすぎない。
…という思考でいたが、發が重なったので5巡目にポン。ドラ1あればスルーも検討できるがここは鳴いて躱し手にするべきだろう。ライバルの親番なのでその価値はより高め。スルーはNAGAくんに縁を切られちゃうね。

くっつきが全然テンパイしないまま11巡目。仕掛けも入っているし親も不気味。こうなるとオリも考慮というところでようやくのテンパイ。
ここからすぐにツモって400-600。こういうのも大事。

南1局

ラス目に辛く、は段位戦の大原則だがそれはこのルールでも変わらない。
2000点でしっかりと仕掛けて対面の海原さんを沈めておきたいところ。

ペンチャンの比較。情報は僅かだけど差は大きいね

6ブロックになったのでペンチャンどちらかを処理しよう。
序盤で1pを切っている下家の霧崎さんは3pは持ってなさそうだよね、というのが手牌読みのセオリー。情報がない萬子上よりも有利な情報があるので89m落とし。しっかり持たれているのはご愛嬌。

7巡目の中をポン。ヘッドはなくなるが暗刻があるのでどうにでもなる。
配信では妄想で「これドラ引いて打点上がると最高だよね~」と語っていたが…

言霊

うっかり満貫をアガってしまう。ラッキー。

南2局

配牌を見ていつものように混一色!!と絶叫している。
一応6000点差のライバルの親番につき發ドラ1とかで流すことにも価値はあるが役ドラ混一色の満貫が見えている勝負手なんだから勝負したい。

鳴ける牌は全て鳴いて役ドラ混一色にチャンタがついた謎の手になる。
結局満貫しかないのでなんだか損した気分だが待ちは最強のシャボだ。
が、3sを掴んでしまう。2900の放銃となったがこういう放銃に後悔はない。

南2局1本場

対子が多く癖が強め。ただドラドラで打点があるので上手く仕上げたいところだ。七対子はノーセンキュー。

満貫が見える手で3900の仕掛けをするのは好きではないがこの親はなんとしても蹴りたいことと七対子が嫌いなのでポン。NAGAくんは激怒。

リーチ。困る。

そういうことをするとこういうことになってしまうのはあるある。
序盤の8pの外側で切りやすく対面にも現物の9pを保持しての進行にしたおかげで少しは耐えられる。切れたら中スジ5pに手をかけることになりそう。
8巡目にドラ赤赤の志摩次郎さんがメンタンピンの放銃。少し差が詰まる。

南3局

打点はあるが手にするのが大変な手。打点があって簡単な手毎回来て。

ドラも持ってきてさあ北北落として仕掛けもあるぞというところで下家の霧崎さんからメンタンピンドラドラの三面張という怪物リーチ。
ツモられていたら大惨事だったので宣言牌を仕留めてくれた志摩次郎さんに感謝すべきかしら…?

オーラス。トップとの点差は8900点。
満貫ツモでOK。リー棒が出れば出和了り満貫もOK。
満貫の種はとくにない。

嘘のように手が伸びてイーシャンテン。
ドラ使いのカン7mを固定する打3mで全て愚形だがリーヅモタンヤオドラの逆転手の1向聴。

私はカン4pを捉えたので即リー。ツモれば文句なしで出和了りでもリー棒が出たから裏期待で倒せる。対面に満貫打っても着落ちしないので非常に曲げやすい状況だ。ちなみに満貫放銃で3着落ちのリスクがあっても曲げていい状況だと思う。ラス落ちを許容できるかは微妙だがどのみちこの手でオリることは無理なのでラス落ちリスクがあっても曲げている。

しかし特筆すべきは志摩次郎さん。白をポンしてなおイーシャンテンで対2軒リーチ。もちろん2着目の私の条件を把握しているとは思うが、横移動決着の可能性もあるしポンしてなお1向聴で対2軒に無スジも切らないといけない。赤5pも浮いている。だが白をポンして自力で決めに行った。
一応海原凪さんに満貫を打ってもトップなので打ってもいいというのもあるだろう。
NAGAくんは全力スルーを主張しているが鳴いてみるのも面白い。

志摩次郎さんのハートの強さの勝利か。対2軒に無スジの9mを勝負して浮いている5p単騎を海原さんから仕留めてトップを射止めた。
ちなみに白をスルーしてベタオリルートに入ると私のツモ山に7mがいるので私が逆転トップだし、副露でツモ山をずらして海原さんが7mを掴んでも裏が乗っていて私が逆転トップだったというのは蛇足。
決めに行った志摩次郎さんが見事でしたね。

VPL開幕戦は志摩次郎さんが+68.1ptのトップ。穹憧が+12.3ptの2着。霧崎九十九さんが-23.5ptの3着。海原凪さんが-56.9ptの4着でした。

全体としては手が入っていた志摩次郎さんがしっかり前に出ていたことが功を奏していた印象でした。私の満貫手が2回潰されているのでちょっと嫌なイメージがついた…なんてことはないがいつか伊勢湾に沈めてやりたい。
霧崎九十九さんも同様に志摩次郎さんの被害者か。南3局の3面張を蹴られた件に関しては訴状を出しても許される気がします。
海原凪さんも決して手が入っていなかったわけではないけど他家の速度と決着の速さに翻弄されてしまっていた感じでしたね。

個人としては開局1番のリーチに始まりアグレッシブに動いて躱し手、混一色とかなりトップを意識した攻めっ気の強い麻雀を打てたので満足度は高めの開幕戦でした。

まだまだ未熟な打ち手なので疑問の残る選択等もあったと思いますがもし気になる点があればコメントやリプライ等で教えて頂けると嬉しいです。
普段は段位戦の配信も多めにやっていますので是非配信の方もよろしくお願いします。
第1節第2戦目も近いうちに書きます!

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