【PREP書評】ドリルを売るには穴を売れ【佐藤義典】
note、ブログの為に本を読みたい、でも何を読めばいいのかわからない――
そんなあなたのために、noter、ブロガーの為の「PREP書評」です。
この企画では、私が読んで学んだ本の概要や要点をわかりやすく紹介し、皆さんの読書やnote、ブログの執筆活動に役立てることを目指しています。
具体的には、PREP手法(Point(ポイント)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(再主張))を使って、皆さんに本の魅力をお伝えします
第3回目にご紹介するのは、佐藤義典さんの『ドリルを売るには穴を売れ』↓です。
【Point(ポイント)】
noteやブログをより多くの読者に届けたいnoterやブロガーの皆さんに、『ドリルを売るには穴を売れ』はおすすめの一冊です。
この本は、顧客が求める「価値」を見つけ出し、それを効果的に伝えるためのマーケティング戦略を教えてくれます。
単に商品や情報を提供するのではなく、顧客が本当に求めている「価値」をどのように提供するかを学ぶことができます。
物語は、新米マーケターが倒産寸前のイタリアンレストランを立て直すストーリーを通して展開します。
その過程でマーケティングの本質的な考え方や具体的な手法を実践的に学べます。
読者自身も「顧客が本当に求める価値は何か」を一緒に見つけ出す体験ができます。
これは、私たちnoterやブロガーが「読者が本当に読みたい内容は何か」を考える際にも大いに役立ちます。
【Reason(理由)】
なぜこの本がnoteやブログ執筆に役立つのでしょうか。
それは、コンテンツを作る際に「ただ伝えたいことを発信する」のではなく、読者が求めていることを理解し、それを軸にして発信内容を作る大切さを具体的に学べるからです。
本書では、顧客が求めているのは「この情報が自分にとってどのような価値を持つのか」「それによって自分の生活がどう豊かになるのか」といった部分だということを解説しています。
佐藤氏は、顧客のニーズにフォーカスすることが、マーケティングや発信の成功の鍵であることを多くの具体例とともにわかりやすく説明しています。
【Example(具体例)】
例えば、タイトルにもなっている「ドリルを売るには穴を売れ」というフレーズは、単にドリルそのものを売るのではなく、顧客が求めている「穴を開ける」という結果こそが価値であることを示しています。
つまり、商品そのものではなく、顧客がその商品から得られる具体的なメリット、すなわち「穴をあけること」を提供することが重要だという考え方です。
これは、noteやブログにおいても同様です。
自分が発信したい内容をそのまま伝えるのではなく、読者がその情報から何を得られるのか、どのような価値があるのかを強調することが大切です。
例えば、「書く技術を高める方法」についての記事を書く場合、単にテクニックを紹介するのではなく、「これを読むことで、読者がどのようにあなたの文章に感動や共感を覚えるようになるか」を示すことで、読者にとっての価値が大いに高まります。
私自身、そのことを意識しながらnoteを書いていますが、つい忘れて駄文になってしまうこともあります(笑)。
また、本書では、マーケティングの実践的なフレームワークである「STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)」や「4P(製品、価格、流通、プロモーション)」についても詳しく解説されています。
本書ではこれらのフレームワークを、単なる理論ではなく具体的な事例を交えて説明しているため、自分のビジネスや発信活動にどのように適用できるかをイメージしやすくなっています。
これらの点は、noteやブログを運営する際にも非常に役立つ知識であり、発信内容の方向性や価値の伝え方を整理するのに大いに助けとなるでしょう。
【Point(再主張)】
結論として、『ドリルを売るには穴を売れ』は、noteやブログを書く上で、読者のニーズを理解し、それに応えることの重要性を具体的に学べる一冊です。
この本は、我々noter, ブロガーがコンテンツを作成する際に「ただ伝えたいことを発信する」のではなく、読者が求めていることを理解し、それを軸に発信内容を作る大切さを教えてくれます。
佐藤氏は、顧客のニーズにフォーカスすることがマーケティングや発信の成功の鍵であることを、多くの具体例とともにわかりやすく説明しています。
自分の発信する内容が「読者にどんな価値をもたらすのか」を意識するだけで、読者により響く文章を書く手助けとなるでしょう。
また、発信者としての視点を少し変えることで、あなたのnoteやブログがさらに多くの読者に届き、共感を得ることに繋がるかもしれません。
きゅうさんの本棚:さらに本書に興味をお持ちの方へ
この記事をお読みいただき、さらに『ドリルを売るには穴を売れ』に興味をお持ちになった方は、お近くの書店やオンラインストアでおすすめの本を手に取ってみてください。きっと理解が一層深まることでしょう。
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