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喉が痛い

 久々に喉が腫れた。
深夜に喉の痛みで目が覚めること3日目。
うがいも痛い。
水も飲み込むたびにビクッと肩が上がるほど痛い。
腫れた肉の間に水をねじ込まれるような痛み。
色々姿勢を試して顎を胸にできるだけくっつけて飲み込むと少し飲み込みやすい。

飲み方に少しコツをつかんだ三日目の朝、声が出なくなり、出ない声で仕事に電話をして休んだ。
あら、どちらの力士さんでしょうか?
いえ、私です。
よく聞き取ってもらえた。

喉が弱い。
大体アレルギー性鼻炎の人は口呼吸する事が多いから喉も弱い。
熱は出ない。
仕事を休むかどうか、毎回悩む。
喉だけが痛い。激痛。
頭と胴体が本体だとすると鼻や喉は付属品。悩むところだ。
そんな迷いはコロナ以降少し甘くなった気がする。

 以前腫れた時、内科病院の先生に「腫れを抑える薬と痛みを抑える薬、どちらを出しましょう」って聞かれた。
即答で痛みを抑える薬を選び続けて1ヶ月喉が治らなかった。

今回はどうしようかなぁと悩んでいたけど、今回の耳鼻咽喉科ではすんなり両方出してくれた。
え?両方くれるの?とびっくり。

「あなたが欲しいのはAですか?Bですか?」の問に「両方です」という答えがあったことを数年越しに知る。

いや、でも、まぁ、そうか。
そうだよね。
痛みを抑える薬なら病院に行かなくても買えるもんね。
両方くれないの?って本当は思ったんだよね。
選択肢に出された事しか言っちゃダメなのかなって思い込んでることは世の中きっと沢山あるんだよね。

友人が子供に「言うこと聞くか、ここに置いて行かれるか選びなさい」って言って、子供は少し考えて「言うことを聞くのも嫌だし、ここに置いていかれるのも嫌」って答えられて頭を抱えたっていうのを思い出した。
そこに無い選択肢を選んだあの子は将来有望だ。

しっかり薬を飲んで、早く声が戻りますように。



これを描いている間に喉はすっかり治りました。笑


皆さんもお気を付けて。




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