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植田和男総裁&元日銀理事の門間一夫氏の考え

✔️日本銀行の植田和男総裁
・2%の物価目標
持続的・安定的な実現にはまだ見通せないとの認識を示した。
植田総裁は、マイナス金利解除の条件となっている2%物価目標の達成には、まだ到達していないと語り、春闘の動向を賃金と物価の好循環を確認するための重要なポイントとして指摘した。



・金融政策に関して
3月か4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除するとの市場の強い見方がある中、高田創審議委員が物価安定目標の実現が見通せる状況になってきたと述べ、3月会合での政策正常化の観測が広がっていた。
しかし、植田総裁の発言はこれらの市場観測を後退させる結果となった。

✔️元日銀理事の門間一夫氏
マイナス金利解除のタイミングについて4月に最も包括的な判断が可能だとの見方を示した。
植田総裁は、今年の春闘について、労働側の要求が昨年を上回っており、大企業を中心に前向きな姿勢が見られると評価し、春闘の動向と賃金・物価の好循環に関する情報を踏まえた金融政策運営の議論を各会合で進めたいと語った。

・日本経済について
2四半期連続のマイナス成長にもかかわらず、コロナ禍からの強い成長後の踊り場と捉え、景気は緩やかに回復しており、先行きもその姿を続ける見方に変化はないと説明した。
世界経済については、米国を中心にソフトランディングがベースラインの見方になりつつあるとの認識を示した。

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