独学12カ月の司法書士試験勉強方法
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独学12カ月の司法書士試験勉強方法

九条

まえがき

九条です。

初めての有料記事を投稿させていただきます。

内容はタイトル通りです。司法書士試験に独学1年で合格するにはどうすればいいかを考察します。

この記事を構想し始めたのは、令和3年度の司法書士試験の終結時です。

元々、この記事は10カ月で合格する勉強方法を書く予定でしたが、執筆が遅れてしまい令和4年度の試験の10カ月前までに書き終えることができませんでした。

私自身は、平成27年度の司法書士試験に12カ月かけて合格しているので、12カ月かけて合格する計画を立てた方がよりリアリティがあるかと思い、12カ月かけて合格する方法を記事にすることにしました。

実際には12カ月かけたものの、もっと効率よく勉強していれば10カ月でも合格できたのではないかと思いました。この記事は私の実体験を元にしていますが、「受験後だから言える、もっとこうしていればよかった。」を含む記事になっております。

更新履歴

<2022/03/27>完成・公開

<2022/06/09>
新章「司法書士試験に合格して一番良かったことは何か?」を追記。

PC推奨

この記事の文字数は、8万5千文字近くあります。

はっきり言って note の記事としては、とてつもなくべらぼうに多いです

筆者もスマホで試しに読んだことがありますが、やたらとロードがもたつきました。できれば、PCで閲覧することをお勧めします。

価格と販売数量について

本記事は、1000円の有料記事ですが、「(仮)」とさせていただきます。

時期は未定ですが、2000円程度まで値上げを考えております。

※値上げの場合でももちろん、お買い上げいただいた読者様から追加の料金をいただくことはありません。

また10本の限定販売としましたが、「(仮)」とさせていただきます。様子を見たのち、増やす予定です。

市販書籍の受験本や合格体験記との違いは?

実は、司法書士試験については、受験本が数多く出回っており、それらの中にはかなり質の高い内容が含まれています。

そんな中でも、素人が合格体験記を有料で出すことには意味があると思っています。

私は、予備校に所属している講師ではない為、講座や講師を批判することができますし、中立的な立場で意見を述べることができます。それと、具体的な書籍名を挙げながら勉強方法を解説することができます。予備校の講師の書いた受験本には確かに質の高いものがあるのですが具体的な書籍名まで踏み込んで解説しているものは少ないです。

また、本記事には、予備校関係者にはととても発言できないような内容も含めたいと思います。

プロフィール

ブログの内容と被るのですが、簡単に私のプロフィールを説明させていただきます。

(参考記事)
https://kyouzai.design/profile/

私は次の通りの成績で平成27年度司法書士試験に合格しました。

・午前:33(99)
・午後:30(90)
・記述:47.5
・総合:236.5
全国順位:109位/21754人(出願者数)

勉強方法としてはほぼ独学ですが、直前になって伊藤塾さんの中上級者向け講座と模試を受講しました。

・(伊藤塾)直前パック(択一直前総整理講座(必出3300選の元となる講座)、「うかる!記述式」、模試2回がセットになったものです。)
・(伊藤塾)プレ模試1回
・(伊藤塾)口述模試

そのため、厳密には独学ではありません。

しかし、本当に必要だったのは模試だけだと思いました。模試以外の講座は、受講したものの合格の役には立たなかったと感じましたし、受講しなくても受講した場合と同じ点数で合格できたと見積もります。そのため私は、司法書士試験は模試さえあれば独学で合格できると考えています。

勉強に要した期間は12カ月なのですが、平成24年度にお試し受験をしました。そのため、厳密には一発合格でもありません。

詳しいことはブログの方に書いてありますが、民法のテキストすら読まずに平成24年度司法書士試験を受験しています。試験中は問題文を読む気にもなれず、ランダムにマークしながら、「早く制限時間来てくれ~!」と考えながら受験していました。もちろん、壊滅的な点数でした。何点だったのか記録も記憶もしていません。

(参考記事)
https://kyouzai.design/2020/04/10/ss_otameshi/

その後、平成26年度の7月に会社を辞めて、専業受験生になり、1年かけて翌年の平成27年度に合格しました。お試し受験をしてから、会社を辞めるまでは、テキストを読む等の受験勉強は全くしていません。また合格した前の年である平成26年度はお試し受験をしていません、

※ちなみにですが、会社を辞めたのは受験のためだけではありません。人間関係が最悪で過労自殺した人もいるようなブラック企業だったので、いずれは辞めるつもりでした。

平成24年度司法書士試験のお試し受験から会社を辞めるまでは、インターネット上の、司法書士試験の合格体験記を読み漁っていました。前職はIT関係の仕事で、仕事中に仕事と関係ないサイトを閲覧しても怒られないような環境でしたので、仕事中に読み漁っていました。

実は、こういう情報収集が受験勉強と同じぐらい、かなり重要ではないかと思いました。人それぞれ勉強方法は違うものの、独学合格者、短期合格者にはある程度、共通点があると思ったのです。こうした情報収集があったからこそ、合格できた面があると思います。

これから司法書士試験を受験しようと考えている人には、合格者のブログ等の合格体験記を読み漁ることをお勧めします。予備校が出している合格体験記には予備校に不利なことは載せませんので、予備校の関与していないインターネット上のブログがお勧めです。

私の最終学歴は工学修士です。修士というと聞きなれない方もいるかもしれませんが、要は大学院卒です。なので、勉強自体は沢山してきました。司法書士試験以外にも難関資格試験に合格していますし、勉強や受験は得意中の得意という自信はありました。しかし、法律については全くの素人の状態で司法書士試験に挑みました。

少し脱線しましたが、プロフィールについては以上です。

前提

この記事の前提は専業受験です。最低でも、12カ月間、毎日8時間は勉強できることが前提です。実際には、この記事の通りに8時間勉強してもなお不合格になる方は出てくると思いますが、12カ月間、最低でも毎日8時間は勉強しないと、合格には届きません。

※司法書士試験合格に必要な勉強時間は3000時間と言われており、厳密にいうと12カ月間、毎日8時間では、僅かに足りません。

私は、1日に10時間程度勉強しました。できる人は8時間と言わず、10時間やってください。

また、この記事の前提は独学ですが、私の考えとして、択一は独学でも圧倒的な成績を出せるのですが、記述は独学だと不安を抱えてしまうというのがあります。受からないことはないのですが、市販の教材が合格に必要な情報を完全に網羅できていると思えません。完全に網羅できていない教材で勉強すれば運の要素が絡んでしまうことになります。そのため、記述だけは予備校教材を入手した方が良いのではないかと思います。(ここは、記事のタイトルに反していて申し訳ありません。「独学」を銘打っていながら、本記事では予備校の講座もお勧めしています。)

以上からこの記事は、専業受験と独学を想定していますが、兼業受験の方や予備校を利用されている方にとっても、体験談として参考になるような記事にしたいと思っています。

この記事が特に強く想定している読者は、初受験の方か択一が基準点に満たないか、点数が伸び悩んでいて逃げ切りに達しない方です。択一で逃げ切りを取っているものの、記述でわずか点数が足りずに記述の基準点を割っているという方や、総点が足りずに総点落ちしている方の場合は、自分で自分の状況がよく分析できているはずです。自分に足りないものが何であるかも分かっているはずで、そういう方の場合、私の記事のような他人の勉強方法に流されるよりは、自分の考えを信じた方が良いかもしれません。

初受験の方と、点数の伸び悩んでいる受験経験者を、一緒くたに扱うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、不合格になった方の1年かけた受験勉強は全くアドバンテージにならないと考えています。きちんとした勉強を1年間すれば、1年間かけて不合格になった方に簡単に追いつくことができます。

注意事項

この記事は、司法書士試験の勉強方法や心構え等を解説したものです。当然ながら、この記事だけを読んで司法書士試験に合格できるという性質のものではありません。受験のためにはテキストや過去問題集が必要ですが、それらは読者様が別途ご準備ください。

その他の注意事項として、ブログの「はじめに」に書かれている免責事項を、本記事にも準用させていただきたいと思います。

(参考記事)
https://kyouzai.design/hajimeni/

できるだけ、はじめにを読んでいただきたいのですが、要点としては次の通りです。

①私の記事の記載内容に従うことが読者様の合格を保証するものではありません。仮に本記事の記載内容を信頼した結果、読者様が不合格になり、または何らかの損害を受けた場合でも、管理人(筆者)は責任を負い兼ねます。本記事の内容は参考、または目安としてお考え下さい。

②私の記事にて紹介する各種商品、及び講座やサービスのレビューは、その効果、効能、及び品質を保証するものではありません。 商品のご購入、及びサービスのご利用は読者様の判断に依り自己責任でお願いいたします。

そもそもの話をしておくと、司法書士試験は、相対評価の試験です。

相対評価とはどういうことかと言えば、合格点が蓋を開けてみるまで分かりません。その代わり、合格率は予めはっきりしています。司法書士試験には、何点を取ったら合格という概念が無く、上位何パーセントが合格すると予め決められた試験です。そして司法書士試験の合格率は3%~4%です。

※最近は合格率が5%と上昇傾向にあります。

これはどういうことかというと、受験生全員が正しい勉強方法をして、全員が十分な勉強時間を費やして、全員が試験当日に全力を発揮できたとしても、97%~96%の人は不合格になることを意味しています。

そのため、仮に司法書士試験の全ての受験生が、私の記事の記載内容の通りに勉強したとしても、必ず不合格になる人は出てきます。

そういう試験だということは先にお断りしておきます。

免責事項については以上です。

私は数年前の合格者です。

実は、司法書士試験は、勉強をしていないと、一度勉強したことをどんどん忘れます。私は、試験に合格した後は、受験勉強をしていませんし、実務もしていません。忘れたことばかりです。そのため、私の今の実力では、お恥ずかしい話、択一基準点すら突破できないと思います。

そのため、過去問のこの問題が分からないので解説して欲しいとか、今年の出題予想とか、基準点予想を訊かれても全くお答えできません。このこともご了承ください。

それと、私が受験していた頃の試験と最近の試験では傾向が少し違っているようです。私が受験していた頃は基準点に6問程度上乗せすれば、逃げ切りに達していました。最近の試験ではもっとより多くの点数が要求されるようです。この記事は、私が受験していた頃の記憶を頼りに書かれており、一部陳腐化している情報があるかもしれないと言うこともお断りしておきます。

本記事に対する質問やクレームは、できるだけブログの「お問い合わせ」か Twitter のDMにお願いします。note のコメントについては返信をしておりません。

※ただし、現在、note のコメント欄を閉鎖して運用しております。

最後に、本記事の内容について、かなりブログと被る部分が出てくると思います。

というか、章によっては、ブログに書きたいことを既に書き尽くしているため、その記事へのリンクのみの掲載という部分もあります。

※ほぼリンクのみで中身のない章については(リンクのみ)と先頭に付加しています。

その点についてはご了承いただきたいですが、本記事を有料記事としている以上、ブログと何らかの差別化を図る必要があると思われますので、次の点を意識しながら執筆したいと思います。

・ブログに記載していない話も記載します。
・ブログの記事はかなり雑多なものになっています。合格に絶対に必要だと思われる記事から、エッセイのような記事まで含まれています。そのため、読者様による取捨選択が必要です。私はどうしても話をしようとすると脱線しがちになります。本記事にも「脱線」はありますが、できる限り、合格に必要なことだけを書きます。

これと併せて、ブログの記事の一部を note の有料記事に引っ越すことも考えています。というのも、ブログの記事の中には、本記事に書くことよりも合格に必要な重要な情報が含まれている可能性があり、そのままでは、本記事を購入していただいた読者様にとっては不条理を感じる可能性があるためです。

本記事で取り扱わないこと①「実務」

私は司法書士登録をしたことが無く、実務経験がありません。

そのため、そもそも私は司法書士ではないので、合格後の話は扱いません

「司法書士は食えるのか?AIに仕事を取られないのか?」と言うことを気にする方もいるかと思いますが、それは本記事の射程外とします。本記事では、合格するにはどうすればいいかと言うことだけを取り扱います。

本記事で取り扱わないこと②「学説問題」

学説問題を取り扱いません。

司法書士試験に合格するためにはできるだけ学説問題を得意にした方が望ましいのですが、私自身が特に工夫を要せずとも得意であり、万人に再現性のある有効な解き方を提示できないためです。ただし、全く意見が無いわけでもなく、近いうちに追補するかもしれません。

ただひとつ言っておくと、学説問題には明らかな捨て問が存在しており、そういうものにかまけすぎないことが大切です。

例えば、「平12年午前問9」(取得時効)は完全にトラップです。一見すると簡単そうに見えて、数十分頭を使っても回答が出ません。もし、現場で見かけたら、スキップしてしまうべき問題です。にもかかわらず、この問題に貴重な時間を費やした方は多かったのではないかと思います。

これに対する対策としては、制限時間を細かく区切って、1問あたりに何分までしかかけない、それを過ぎたら次の問題を検討すると予め決めて、その通りに行動することです。

前置きは以上です。これからは本題について記載していきます。

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