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林内作業道作り研修@南三陸 3日目

1月13日

南三陸にて、波伝の森山学校 
代表 渡辺 啓講師による、自伐型林業講習へ参加しました。

片道1時間30分の道のりを走り、山から海へと移動すると気候ががらりと変わり、暖かく感じました。

今回は林内にて、実際にバックホーで作業道を作る工程を学ぶ研修でした。


作業道のルートは、徳島の自伐林家パイオニア、橋本光治さんにつけていただいているとの事。
道の選定はとても難しいので、ここはプロにお願いするほうが良いそうです。


道幅がなぜ2.5mなのか?の問いに、答えは上を見ると分かります、と、見上げている図。

2.5m幅なのは、木々の枝葉が道を覆うことができるため、直に雨水が作業道に当たることなく、土砂の流出を防ぐことができるからなのだそうです。なるほど〜。。


バックホー実技研修では、
作業道を1から作っていく手順を学びました。


普段、空き地で練習しているのとは違い、立木にぶつけないように慎重に作業をしなければならないのが難点でした。立木は商品なので、ぶつけてしまうと価値を下げてしまいます。


始点から約1mほどの高さの路肩。しっかり点圧し、ミルフィーユのように何層にも重ねて作っていきます。

1日のまとめを、絵に描きだしてみました。

お目汚しご容赦ください🙇🏻‍♂️



渡辺講師の特徴は、
木の根や細かい枝葉等、抜根した根株(路肩の杭がわり)を路肩の土へ混ぜることで、有機物が分解され植物の生えやすい土に作っていく、という点でした。
植物が路肩に根をはることで、より路肩が強くなっていくのだそうです。
ただし、広葉樹の枝葉は、土中で分解されると体積が縮み、結果土中に穴が生じ崩れの原因になるため、針葉樹に限るそうです。

今回も、実践型の研修で大変勉強になりました。ありがとうございました。


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