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収穫期限定商品「春筍ボイルたけのこ」ってどんな商品?

今回も社長、修司が語ります。

日本のたけのこの今昔

小川食品工業(株)はたけのこ屋です。
100年近く前から京たけのこの缶詰を作って販売しています。 昭和の時代はたけのこは、ほぼ国産でした。生たけのこも国産の保存は缶詰が一般的で、全て国産原料で18ℓ缶を1000万缶製造していました。
昭和60年以降、中国産の安価な缶詰に押され、今では93~95%は中国産で国産は50万缶しか製造していないと私は思っています。

それでも国産の中でも京都は特別な栽培方式でたけのこを育てていますので、中国産との差別化ができたため、かなり残っていると思っています。
日本一世話をして、日本一の品質のたけのこを育てている京都西山丘陵にあって、そのすばらしい京たけのこが原料として手に入る弊社はたいへん恵まれている、ありがたいことだと感謝しています。


京都、西山丘陵のたけのこ

全国で京都西山丘陵のみで続けられている「京都式軟化栽培」と云う、一年中手間をかけるたいへんな労働のおかげで色が白く、肉質が軟かく、味が良く、 日本で唯一のたけのこが農家さんの苦労の努力で産出されています。

弊社は缶詰屋でしたので、創業当初は、このすばらしいたけのこが掘り切れず、残念ながら土の中から出てしまって皮が黒くなったたけのこを仕入れて缶詰製造していました。
生産者・農家さんは
・土の中で掘った白いたけのこは市場へ出荷
・頭が土から出てしまったたけのこは缶詰屋に納品
と分けられていました。
土から出たたけのこであっても、「土持ち」がされたふわふわとやわらかい畑でできたものですから、他の産地のたけのことは違い、格段にやわらかくおいしいので弊社の缶詰も日本一の品質を自負しています。

40年程前から せっかくすばらしいたけのこがあるのに
缶詰だけ製造してます…というのはもったいないし、この良いたけのこを全国の人に知ってもらいたい。
その考えから缶詰以外の加工もスタートさせました。


春筍ボイルたけのこ スタンドパック(真空パック詰め)

『春筍ボイルたけのこ スタンドパック』

 まず、土の中で掘った白いたけのこを使用した
高温殺菌で2年常温保存できる
『春筍ボイルスタンドパック』 を作りました。
これは、掘りたての白いたけのこを皮をむかずに直ちに湯がき、冷却後真空パックして120°Cでレトルト殺菌したものです。
たけのこの缶詰はpH調整(乳酸発酵)をして少し酢っぱくしないと保存ができませんが、菌を高温により、滅菌して保存できようにしたものです
酢っぱくなく生筍と同じいい香りがしますが、少し熱により肉質が軟かくなり、シャキシャキ感がうすれるというマイナスも生じます。
それでも、缶詰にはない特別感を楽しんでいただけます。


春筍ボイルたけのこ 氷詰め

『春筍ボイルたけのこ 氷詰め』

次は『春筍ボイル 氷詰め』を作りました。
これは、料亭さま向けでスタートしました。
たけのこは鮮度が大変重要と生産地域では皆んな知っていますが、それまでは生の筍をそのまま発送していました。

掘ってから酵素を失活させるために湯がくまでの時間が長くかかると酵素の働き等で、たけのこはどんどん劣化して固くなったり、えぐみが増えたりします
弊社は加工屋ですので、ブランチング(湯がくこと)は簡単なことですので、掘り立てを皮付きのまま直ちに湯がいて冷却、氷詰めにして発送。
届いた料亭きまはすでに湯がいてあるので "おさしみ" で直接お客様に出したり、すぐに色々な料理にとりかかれると好評をいただき、毎年数量を増やしていただいてきました。
今は小売りもスタートしています。


春筍ボイルたけのこ 冷凍

『春筍ボイルたけのこ 冷凍』

最後に冷凍にチャレンジしました。
たけのこは冷凍できないと言われてきました。
確かに普通の冷凍庫で冷凍するとたけのこの繊維が壊れるのか、ホガホガのスポンジの様になってしまい、たけのことは言えない代物でした
特許の特殊冷凍が出来たと聞いて色々試しました。

冷凍も『春筍ボイル 氷詰め』や『春筍ボイル スタンドパック』と同じく、土の中で掘った白いたけのを皮付きのまま直ちに湯がき、冷却後、真空包装にして特殊冷凍しました。

『春筍ボイル 冷凍』は、保存も流通も全て冷凍状態でないとだめです。
一度溶けてからの再冷凍はたけのこと思えない食感になってしまいます。
取り扱いは面倒ですが、解凍すると生を湯がいた掘りたてのたけのこがあらわれます。
全く生たけのこと同じとは言えませんが、ほぼ変わりません。
一年中、たけのこを楽しむことができることが、冷凍たけのこの一番の魅力です。
生がある4月はボイル筍 氷詰め。
日持ちはしませんがこれにまさるものはありません。
絶対おいしいです。

おすすめは…

いつでも便利な常温で2年保存できる
『春筍ボイルたけのこ スタンドパック』
生たけのこが無い時には
『春筍ボイルたけのこ 冷凍』
最近、冷凍たけのこが少しづつ広がってきています。
小さなブームの予感がしています!!


ウチがパイオニアなんです!

高温殺菌冷凍も弊社が日本で一番最初に取り組み、商品化しました。
そして、現在他社さんがこの2種の商品を売り出しているとは聞いていません。 すばらしいたけのこがある、京都の西山丘陵の小川 オリジナルです。

価格は少し高いですが、値打ちはあるはずと自信を持っています。
日本一のたけのこ、生たけのこが無い季節でも日本一のたけのこを味わうことができます。
京都のたけのこを全国のたけのこ好きの方に知ってもらいたい!
そう願っています。



小川食品工業株式会社 
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定休日 : 土日・祝祭日

◇直営店
〒617-0826 長岡京市開田4丁目8-1-103
TEL&FAX : 075-954-5075 / 0120-507-595
アクセス : 阪急長岡天神駅より徒歩5分
営業時間:9:00~18:00
定休日 : お正月3ヶ日のみ

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