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お客様が来ない本当の理由とその対策

美容室をはじめ店舗ビジネスをされている方に向けて「なぜお客様が来ないのか?」と言う話しをしたいと思います。

この話しをする私ですが、大阪の藤井寺市で20年間「縮毛矯正の専門店」をやっている辻和典と言います。

私が縮毛矯正の専門店をスタートさせたのは1999年です。
20年前の事なので、最初はそんな美容室はすぐに潰れると多くの友人や先輩に言われました。

今とは違い、単一技術のみの専門店と言う概念が無かった時代ですので、カットやパーマやカラーなどの主要メニューを捨てて、当時としてはまだニッチメニューであった縮毛矯正だけで営業するのはリスクが高いと言われたのです。

しかし、当時の私はライバル店に太刀打ちできるほどのスキルも無く、唯一勝負出来るのは、他店でもまだ導入の少なかった縮毛矯正以外には無いと思い込んでいたのです。

お客様が全くいない状態からのスタート

そもそも通常の美容室として営業していたにも関わらず営業を続けていく事が難しいほどお客様が少なかったのです。

その上でカットやパーマやカラーなどの主要メニューを捨てるわけですからゼロからのスタートと言ってもいい位の状態です。

資金力も無かったので当時の主流だった紙媒体での広告を打ち出す事も出来ません。

ましてや縮毛矯正と言えば、当時はまだまだニッチな市場でしたので地元の藤井寺市だけでは需要が少なすぎて話にもなりません。

そこで自力でホームページを作成し大阪府下全域を商圏として狙って見る事にしました。

当時、PCの普及に伴いインターネットをされる方も増つつあった事もあり最初の数ヶ月で集客に手ごたえを感じ、一年後からは毎月20人から30人の新規集客をホームページだけで達成し続けています。

おかげさまで、ゼロの状態からスタートし月間約75名・年間約900名・延べ15000人以上の縮毛矯正を一人でやり続ける事が出来ています。

しかも今では大手口コミサイトで口コミおよびアクセス数第一位を三年連続で更新させて頂いています。

※私は20年間一人で営業していますので一人の美容師が縮毛矯正を請け負う数としてはかなり良いほうだと思います。

そんな経験を元に私なりの思う「なぜお客様が来ないのか?」と言う理由を考えて見みました。

皆様の集客の参考になれば嬉しく思います。

集客出来ないホントの理由

最初に結論から言うと、そもそもお客が来ない理由は認知されていないからと言う理由だけです。

何故なら、縮毛矯正の専門店としてスタートした時点の私の縮毛矯正技術は、とてもじゃ無いですが上手いと言える代物では無かったからです。

どちらかと言えばかなりダメな部類の技術力だったと思います。

その私が露出度が上がっただけで十分に集客できるようになったのですから、集客においては技術力やサービスの優劣が与える影響よりも、認知度が与える影響のほうが遥かに高いと言うことなのです。

多くの人は技術や接客が悪いからと悪い部分を探しそこに対策を考えます。

その事自体は悪い事では無いのですが、集客が出来ない根本原因がそこには無いので問題解決にはならない事がほとんどです。

そもそも、そんなに悪い技術や接客なのですか?
そんな事は無いはずですよね。

そもそもそんなに悪い技術やサービスだとしたら、そんな店は存在する価値すらありませんのですぐに潰れたほうが世の中のためになると私は思います。

多くの方は成り行きで独立をしたわけでは無いはずです。
自分の技術なら沢山のお客様に受け入れられると信じたからこそ、独立に踏み切ったはずです。

少なくても独立を決意できるほどの技術力は備えているわけですから、技術自体に大きな原因があるとは考えにくいのです。

そもそも、集客出来ないほど多くの人に技術の悪さを知られていると考える方が思い上がりにもほどがあるって言う話しなのです。

良い事にせよ悪い事にせよ「知られる」と言う事は、それなりに大変な事なのです。

集客に行き詰るのは、認知されていない以外の理由などはありません。
その店がそこにある事を知らないのだから、お客様も行きようが無いのです。

認知されている・・・とは

①サロン名
②場所
③外観
④何が得意な店なのか・店の売り・商品

これらが全て認知されていて初めて認知されている状態だと言えるのです

◆例えば
美容師の私が藤井寺と言う同じエリアの美容室を何件認識しているだろうか?

※あなたは地元のライバル店を何件認識していますか?

同業者の私でも名前と場所が一致する美容室は5件も無いです。
さらに、その外観や雰囲気を瞬時にイメージ出来るのは2件ほどです。

何となく「そう言えば美容室あったかなぁ」程度の認識の店は10件ほどで、あとは存在すら知りません。

名前・場所・外観を認識している2件の美容室にしても、その美容室の売りや特徴なんか全く知りません。

つまり、同業者の私でも同じエリアのライバル店の事は全く認識していないと言うことなのです。

同業者でもこんな調子なのですから根本的に私たちの事なんか、誰も知らないと考えるぐらいが丁度良いのです。

認知もされてもいないのに、お客様の来店を期待するって言う事は、そもそも無理で矛盾した事を願っていると言う事なのです。

【ここまでのまとめ】
👉集客出来ないのは技術や接客が悪いからでは無い。
👉集客出来ない原因は認知されていないだけ。

自分が住んでいる地域に特別なものなんて無い・・と言う決め付け


当店の話をします。
実は僕の店は🚃通うのに1時間や2時間はかかる遠方のお客様や他府県のお客様が95%なのに地元のお客様が極端に少ないのです。

さて、、、これは何故なのか?
この答えがずっと解らず謎のままでした?

藤井寺の人はインターネットをしないのか?
そんなバカな事はありません。

藤井寺の人にはくせ毛で悩んでいる人がいないのか?
これも馬鹿げた推理です。

地元のお客様が少ないのも、やはり知られていないからです。
お客様が来ない理由は他には無いのです。

※もしこの理由以外でお客様が来ないような店なら今すぐ閉店したほうが良いです。

じゃあ遠方の人には知られているのに、地元の人には知られていないって?なんでだろう?

これのヒントはお客様との会話にありました。

「貴方の住んでいる地元ってどんな所ですか?」この質問を多くのお客様にしました。

○○さんの地元の○市ってどんな所ですか?って聞いたら

ほぼ100%のお客様が

👉何も無い所よぉー
って・・・何も無いなんてあり得ないにも関わらず「何も無い」と答えてます。

質問を少し変えて見ました

藤井寺までは遠いでしょ○○さんの地元の○市にも良い美容室っていっぱいあるでしょ?

👉それが良い美容室が全然無いのよぉー

断言します。
そんな訳があるはずありません。

美容室がどれだけ多いと思っているんですか?腕の良い美容師がいる美容室なんて何処の街にもいくつもあるはずです。

それなのに👉それが良い美容室が全然無いのよぉー

もしかしたら大抵の人って自分が住んでいる地域に特別なものなんて無いと最初から決めつけているのではないのか?

そう仮定すると地元客が少ない理由が腑に落ちます!

最初から何も無いと決めつけているので、検索する対象になっていないのではないのかな?と言うことです。

そう言えば自分自身の行動でも思い当たる事があります。

例えば・・・
もし私が好意を寄せている女の子と始めてデートするとします。

この場合の私はどうだろう?と想像すると、いくら地元に良いレストランがあっても、はなから地元は眼中には無いと思います。

恐らく心斎橋などの繁華街の少し特別なレストランを調べて予約するはずです。

何故なら初めてのデートとは特別なものだからです。
地元には日常はあるけど特別なものなんてあるはずが無いと決め付けていると言う事です。

そして、その方と交際が始まり、ある程度の日数が経過すると彼女とのデートは地元の行き着けの居酒屋なんかに頻繁に連れて行く事になるはずです。

何故なら、彼女との付き合いはすでに日常と化しているので、日常だらけの地元のほうが居心地がいいからです。

これはあくまでも【仮説】ですが
しかし、この仮説を当てはめると地元のお客様が少ない理由が全て腑に落ちるのです。

縮毛矯正は、年に2回~3回程度しかしないある意味特別な技術です。
また「専門店」も特別な店なので専門店であると言えます。

特別であるが故に「地元には特別なものなど無い」と決めつけ検索する対象になっていないのかもしれません。

特別な美容室は地元以外から選び
カットやカラーやパーマなどの一般的な普通の美容室は地元を選ぶ

そんな感じなのでは無いかと仮定しました。
大切なのは、この仮定が当たっているのかどうかよりも、こうして考えながら仮定し理由が見えると対策が出来るので改善できるという話しです。

[仮説]→[検証]→[行動]→[結果]→[改善]を繰り返す事で集客は出来ると思います。

集客のためには認知される努力を本気になって行う必要がある

本気になる・・とは、朝から晩までその事だけを必死で考えると言う事です。

もしすぐに集客できる簡単でオートマチックな方法があると思っている人がいたとしたら、その考えは今すぐ捨てた方がいいです。

残念ながらそんな都合の良い方法は存在しません。
仮にあったとしても、それは一過性のもので集客し続けられるものでは無いのです。

目指すのは、×集客では無く→○集客し続ける と言う事なのです。

その為に、問題の理由を仮定し
[仮説]→[検証]→[行動]→[結果]→[改善]を繰り返すのです。

この「仮定する」と言う部分に対して、真剣に朝から晩までその事だけを必死で考えると言う事が「本気になる」と言う事です。

遠方のお客様が来ない・地元のお客様が来ない・どちらにも必ず理由があります。

その理由を仮定し行動を起こす事でしか問題は解決しないのです。

SNSを真剣にやっている人ってどれぐらいいますか?
たぶん1%程度の人ぐらいが真剣で99%の人は遊びでやっています。
このブルーオーシャンな状態のSNSを真剣に取り組めばどうなるでしょうか?

ブログ記事を真剣に書いていますか?
ゴミみたいな投稿をしていませんか?
書くのは読者の抱えている問題を解決できる記事であり、何を買ったとか何処に行ったなどのゴミみたいな投稿ではないのです。

ブログに投稿したからといって、それが=認知を獲得するとは言えないのです。

ブログ読者は自分のことをすでに知っている前提で書いている人が多いですが、そもそも集客目的で書いているブログなのですから「自分の事なんて誰も知らない」と言う前提で書くべきでは無いでしょうか?

最後に・・・
僕の投稿は、自分自身の体験を元にした商いの話や、あまり知られていない神話・神社仏閣などの深堀りした話を中心に投稿していきます。

ご意見やご質問はコメント欄でお気軽にしてください。

皆様のリアクションが投稿の励みになりますので是非コメント・イイネなどお待ちしています。

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