餃子を作る木曜日|2021.2.18

って、すごくないですか。え、すごくはない?
すごくないですか。だってまだ木曜日だし。今日も仕事をしたし、明日もまた仕事だっていうのに。餃子を包んだのよ、私。30個。

生活ができるくらいの心と身体が戻ってきて、生活ができると生活ができる、という堂々巡りのようなことに静かに感激する。

自分でご飯を作って、まあいいでしょうくらいのバランスの食事を摂って。身体が疲れているのでお風呂に浸かりたいなあ、と思った時に、湯船を洗ってお湯を張る。お風呂が沸くまでに「もうお風呂なんてしんどい面倒」とならずに過ごせて、ゆっくりお湯に浸かることができるメンタル状態で、頭も身体も洗って身体を拭いて頭を乾かす。

ちゃんとご飯を食べてお風呂に浸かったおかげで眠くなって、まあまあいいでしょうというくらいは寝ることができて、そのおかげで朝起きて仕事に行くことができて、まあまあ自分のやることをこなして。

そしてまたご飯を作ってお風呂に入る。

すごい。

何ができると何ができるようになるのか分からないけど、生活ができるようになったら生活ができるようになった。

これってものすごくすごい。

そんなわけで今日はふと食べたくなった餃子を作って、どれだけ正確にスピーディーに30個の餃子を包むことができるのかを、黙々とひとりで楽しんだ。結果は忘れたけどいい出来だった。

なにより餡がまるまるぴったし30枚の皮におさまったことにウットリした。さすが私。

餃子を作る元気なんてなかったことが多すぎて、夫ははじめて私の手作り餃子を食べたらしい。そんなに作ってなかったっけ。


そしていま、お風呂にゆっくりと浸かっている。これがあるとないとでは、翌日の身体の重さが全然違うことに気がついた。

というより、前から分かってはいたのだけれど、分かっていてもやれないときはやれない。

自律神経が弱くて体力のない私が、大学受験のときに編み出した技、入浴。

社会人になっても、やっぱりお風呂に助けられています。


餃子はちょっとこげてしまったけど、生姜とニンニクとネギをたっぷり刻んでよーく混ぜたおかげで、とっても美味しかったです。

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