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愛おしむ。


昨日は頼まれて、知り合いの子どもさんを家でお預かりすることとなり、初めてのことでなかなか大変ではあったのどけれど、小さいものを愛おしむということのもたらしてくれる充実感というものを久しぶりに感じることとなった。

若いころから子ども相手の仕事をしていたし、子育ても、犬との暮らしも、ほんとうにその愛おしむという一見こちら側が何かを与えるように見える作業が、実はその何十倍ものことを与えてもらう作業なのだということを、改めておもった。

小さいものは計算もなく、ありのままで目の前に現れ、ありのままをぶつけてくる。その真っ直ぐさと掛け値無しの正直さには、こちらも同じような真っ直ぐさと正直さで対応するほかなく、そうするうちにじわじわと互いの間に信頼が生まれ、より一層関係を深くしていく。

子どもたちもとうに巣立ってしまい、そこに来て愛犬を亡くした今、自分自身愛おしむ存在を求めているのだろう。夫の話す保護犬の話には、まだなかなか気持ちを向けられないでいるけれど、もしかしたらそんな選択もありなのかもしれない。

愛おしむということのもたらしてくれる豊かさを感じた一日だった。


*写真は今ハマっている愛媛の名産じゃこカツ


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