5月14日、母の日によせて

要介護2の母の介護、入院中の父の次に行く施設探し、合間を縫っての家事にパートの仕事。

ふと、気がつけば今日は母の日だった。
しまった！何も用意してない！

5月に入った時は、奮発してご馳走でも作ろうか、プレゼントは何にしようかと、あれこれ考えていたのに、、、いろいろなことがあり過ぎて、気がつけば母の日当日になっていた。

もうどうしようもないので、今年は母の脚をマッサージすることにした。

母は脳梗塞が原因で、右手右足が動かない。車椅子の生活。
立ち上がる時も、脚に装具をつけないと立てない。　

座りっぱなしの生活、装具で締め付けている右脚、夜になると右脚はひどく浮腫んでいた。

寝て起きると少しむくみは引くのだが、毎日の積み重ねで、右足は左の倍以上になっていた。

母はそれを気にしている。

母の日のプレゼントではないが、
マッサージすることにしよう！！

1時間かけてゆっくりむくみを流していった。

膝裏からふくらはぎ、足の甲にいって指、そしてまた足の甲、ふくらはぎ、膝裏。
この工程を何度も繰り返し、パンパンだった足は元の姿を取り戻した。足の指も長く、まっすぐに伸びた。ふくらはぎも柔らかくなった。

母はうれしそうがった。

そういえば私はアロマセラピストだった。

アロマセラピストの資格を取り、ポデイケアの実習を積み、実際にお客さんに施術していたんだった。

その時の経験が役に立っていた。追われる日々のなか、忘れていた。

夜寝る前に、またマッサージする？
と聞いてみた。
母はためらうことなく、してほしいと言った。

これは毎夜の日課になりそうだ。

いやしかし、
明日は、母の好きな花でも買ってこよう。