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はじめてのおつかいはどうなるのか?

小学生以下の子どもを自宅や車内などに放置することを禁じる虐待禁止条例改正案が埼玉県の自民党県議団から提出された。違反に対する罰則はないものの、違反を見つけたら通報する義務も課しているという。

この条例は自民党県議団が過半数の票を持つことから成立する見通しである。しかしこの条例案に対しては、県民からも反論が出ている。事件、事故を未然に防ぐということは必要とは思えるが、果たして守れる条例なのだろうか?市民の間では、殆どの家庭が条例違反に問われる可能性があるとの意見も噴出している。これは埼玉県だけの問題ではない。こうした条例が全国的に拡がってしまう危険性を孕んでいる。

某テレビ局の名物番組「はじめてのおつかい」は、子供がひとりでおつかいに出かける様子を映像として流すものである。しかしこの条例に抵触するとなれば埼玉県に居住する方のお子さんは、出演できないということになる。
行き過ぎた法は、却って市民を苦しめるものになるのではないだろうか。



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