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最初の一歩を踏んだのは誰か?

毎日のように報道される自民党の“裏金問題”。マスコミでは裏金としてインパクトを強めているので、私もその呼称で書いてみる。しかし派閥名を未だに安倍派と呼んでいることに違和感は残る。つまりはモリカケ問題の解明もされずに、当事者がいなくなったことに対するマスコミの当てつけなのだろう。

さてその問題となる還付金であるが、一旦は取り止めとなった経緯がある。にも拘らず、再開されたことで発覚した。止めた時期に関しては、凡そ議員たちの記憶が一致しているのに、再開した時期や経緯については不明というのはどうも理屈が通らない。

クルマの運転と同じでアクセルを踏んだからこそ動くのだ。一時停止したのは覚えているが、再始動したのは記憶がないというのなら、それは日常茶飯事のような出来事で記憶に留めるほどの事実ではないと思っているのか、若しくは皆が一斉に記憶喪失になってしまったのかだろう。

還付金制度を取り止めたのは派閥の決定なのだが、再開したのは個人の意思によるものということになれば、きっと掟破りの議員が存在し、彼(彼女)がするなら私も・・・とその他の皆が一斉にアクセルを踏んだのかも知れない。だから誰が口火を切ったのかわからないのかも知れない。

要はいけないことだと知りつつも、みんながしているからOKなのだろうと思ったのではないだろうか。それならば自分がアクセルを踏んだ時期を各自が明確にすれば、自ずと最初の違反者も明らかになる。

かつて『赤信号 みんなで渡れば 怖くない』というギャグが流行った。まさに不適切にもほどがある。

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