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下には何も落ちてないよ!

バレエの発表会の練習の時、よく言われる注意です。
あ、発表会の時だけじゃないですね!
常に、です。


私が習っていたのは、ロシア流のワガノワ・メソッド。
アグリッピナ・ワガノワさんが開発されたバレエメソッドです。


バレエダンサーの姿勢の良さは、イメージできると思います。


鼻を通して見なさい



意味分かりますか?
鼻を通して遠くを見ると、少し顎が上がり視線も上がります。
これがとっても大切なのです。


舞台上に立たれた経験のある方は、想像しやすいと思いますが、
舞台の客席は、階段状に舞台より高い位置に配置されています。
それを、真っ直ぐな顔のまま踊ると、表情が見えにくいのです。
もちろん、真っ直ぐな顔にすることもありますが。
特にロシア流はダイナミックな踊りが特徴で、身体の使い方がとても大きいです。


下には何も落ちてないよ!



これは、下ばっかり向いて踊ってしまう癖を注意されたものです。
視線を上げる。
練習の時から、それを意識して踊る。
舞台に立った時に自然にできるように。


日常生活でも、視線を上げることって大事だと思います。
視線が上がると、自分の景色だけでなく、周りからの印象が変化します。
今、地球という舞台に立っている私たち。
下ばっかり向いてしまう癖のある方は、一度、試してみてはいかがでしょうか?



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