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ワンルームでもすっきり見せるテクニックとは?


単身者の物件に多い、ワンルームや1DKといった間取り。

最初の図面で見ると、意外に広いじゃん!と思っても、物を入れるとやはり狭い!

先日お伺いしたお宅は、リビングは8畳ぐらいあるゆったりとした空間なのですが、壁面が全て収納と窓で埋まるために物が置きにくい間取りでした。

散らかってはいないものの、なんだかスッキリしない。とご依頼者。

モザイクなら…と許可を頂いたので、掲載させていただきました!

部屋が狭く見えるのは〇〇だから


この部屋の場合は、好みのインテリアが黒や茶色といった重めの色。


重い色は空間を狭く見せるため、なかなか難しいのですが、コツをつかめばスッキリした印象にすることができます。


実際にこの部屋で行った方法が、こちら。

①家具の高さを揃える

ちぐはぐな場合は、高いものは端っこに
配置するとスッキリ見えます。


②壁をなるべく見せる

掲示物はまとめて飾り、
壁の余白を多くみせると、
一見寂しいですがスッキリします。


③通路を作って床を見せる

これはラグなどの配置によりますが、
床を見せることで空間にゆとりが生まれます。


④下に物をあまりおかない

物を床置きにすると、
ゴキブリや虫が発生したり、
カビたり、色素沈着したりします。
停電時に転ばないようにする意味でも、
できるだけ置かないようにしましょう。


⑤離れて写真を撮ってみる

写真に撮ると、客観的な視点で
部屋をとらえることができます。
ずっとそこにいると、
空間に慣れてしまうためです。

通路を作っただけでもこのようにスッキリして見えます。モザイクでもわかるぐらいに!


物の量はさほど減らしておらず、通路を作ったり、追加の棚を買いに行ったりすることから始めました。物の量に対して、棚がなさすぎるのも、床が散らかる原因でした。

どこまでスッキリしたいのか、自分がどんな生活をしたいのかを真剣に考えてみよう

物がなくてスッキリした生活をしたいけど、基本床に座って手が届く範囲で過ごしたい。というのは、ちょっと無理があるかもしれません。

ダラダラ床生活は、理想的ですがミニマリストのようなスッキリインテリアを望むならば、どちらか半分は諦めが必要です。

私の場合は、心が本当に望む方にした方が満足度が高いことが分かったので、インテリアを取りました。

収納は置きたくないけど、床もスッキリさせたい。という方は、物を減らすしかありません。

ミニマリストの方は、そもそもダラダラ生活にならないように工夫しているのでしょう。片付けるぐらいなら、「物がない方がラク」という結果になったからできる部屋づくりです。

私はダラダラ人間で、こたつがあった時代や、衝動買いしたソファ時代は、家にいる時はほとんど活動できませんでした。寝て食べて、それで終わることの方が多かった気がします。

ただ、上記のグラフのように自分の感情を天秤にかけてみたところ、コタツ生活やダラダラしてしまう生活より、毎日キレイに見えた方がいいと思う方が強かったので、今の部屋づくりに至りました。

ラグやコタツを置こうかと、何度も何度も葛藤したリビング↑


軸になるのは、住む人の心です。自分が何に一番重きを置きたいのか。

今回の方は、自分がどんな生活が好きかはっきりとした意思があったため、「ダラダラ床生活もできるけど、スッキリ見せるためのやり方にしよう」という方向性になりました。

家具や、配置ひとつで生活スタイルは変わります。部屋はハコでしかないので、どう暮らすかは自分で決めていくしかありません。

環境は人を、生活を変えてくれます。もし今の状態に不満があったり、なんだかスッキリしないな、と思う方は、本当の自分の心が求めている暮らし方を探してみるといいですね!

ではまた!

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