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#23 行きたくない行事に、行かなくてもよくなるワケ

マレーシアに来て、まだまもない頃、学校の個人面談がありました。

子どもからは、「たぶん、怒られると思うから覚悟しておいて」と言われ戦々恐々です。
当時、クラスの父兄で作っていたグループチャットで「行きたくないなー」とぼやいていたら、華人のママ友が一言いうのです。

「行きたくなければ、行かなければいいのよ〜」

そ、そうなの?
「私も行かなかったよ」

長年付き合ってきた華人の友達も「私も私も! 行かなくて大丈夫だよ」と賛同してるではありませんか。

ちなみに、別の友達に聞いたら「そりゃ行くべきでしょ〜」って言ってましたが、こういう「多様性」がマレーシアの面白いところです。

そうか。嫌なら行かなくていいのか〜。
日本では思いもつかなかった選択肢です。
でも、おかげでなんか気持ちが軽くなり、気楽に行くことができました。

この学校は小学校から、教科担任制をとっています。
そのため、個人面談は、全部の担当教科の先生と話すわけです。
行ってみたら、体育館にズラーっと40人くらいの先生が並んでいて、そこに各自父兄が列を作って、好きなだけ話すと言うスタイルでした。
中には、先生と30分も40分も話し込む保護者もいます。

しかし、よくみたら、半分くらいの保護者は来ていませんでした。
何だ、これでいいのか、と私はほっとしたのです。

行事も出たり出なかったりする人々

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