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匿名だった会社員たちの発信が始まった

こんにちは!

最近、三和交通のtiktokが話題になってます。

事情はよくわかりませんが、楽しそうにしてる人っていいですね!

横浜のタクシー会社ですが、最近は「心霊スポット巡礼ツアー」なんかを始め、自由な発想で最近有名になりつつあるらしい。

なぜ、企業の中の個人が発信するのか?

なぜ企業が「企業の中の個人」の発信をするのか。

取材してて聞くのは、「採用広報」に効果があるから、ってこと。

人材をリクルートするのに、「働いている人の生の発信」があると、人集めもしやすいし、マッチングもうまく行きやすい、と。

社員個人のnoteを奨励する会社も増えています。
ベーシックさんは、社員の発信を奨励することで、採用広報に効果を上げています。

まず、当初の目的だった採用広報には直接的に効果がありました。Twitterおよびnoteを通じて、それまで届かなかった層にも会社名が届くようになり、認知が大きく広がりました。それに応じて採用サイトへの来訪が増えました。それまでは人材紹介会社を通した採用が多かったのが、弊社の採用サイトからダイレクトに応募する人が約3倍に増えました。

広報宣伝において、「無味乾燥のページ」は飽きられてしまった、とおっしゃる方、多いです。

「企業の中の人」を表に出す文化は少し前からありました。
例えばシャープのTwitterはユニークなやりとりで知られますし、企業ブログで一世を風靡した感のあるLIGは、中の人をスターにしてしまった。

ただ、最近の流れは少し違っていて、フツーの人がフツーに発信していることで、企業の認知や好感度をあげる動きが始まっています。

会社員が匿名性のある「顔がない人」だった時代が、変わりつつある、のかも。

公務員も今や発信する時代

さて、仕事中にこんな雑談をふってみたところ、「今、日本では農水省Youtubeが人気になってるんですよ」と教えていただきました。半年くらい前から人気みたいです。マレーシアにいて知らなかった!

見てびっくり。面白い。


日本初の国家公務員YouTuberとして今年デビューした『BUZZ MAFF(ばずまふ)』。全国の農林水産省の職員から選抜された14チームが各地の農産物の魅力などを発信しており、じわじわと人気を伸ばしている。
 『BUZZMAFF』は、江藤拓農水相の呼びかけのもと、1月からスタートした農水省SNS発信プロジェクト。江藤氏は「上司は内容に一切口を出さない。評価はネットを見た方に委ねる」と断言しており、『大臣にアフレコしてみた』という大臣をいじる動画まで公開されている。
 これには「毎度ネタが秀逸すぎて本当に公的機関とは思えない」「これを決裁回してるのが1番おもしろい」「これこそ役所の進む道」「日本トップクラスの優秀な人材がこんなことしてくれていると思うと、日本の未来は明るい」などと、江藤大臣の寛容さや公務員らしからぬユーモアに称賛の声が寄せられている。

「ふざけている」「税金を使って云々」みたいなこと言ってる人が少ないこと(いるのかもだけど)。意外に好意的な方が多くて驚きです。

しかし開設の裏には並々ならぬ危機感があったようです。

農水省は、「霞が関の中でも最もお堅い役所」とされてきた。過疎化と高齢化が加速し、保守的な傾向が強まるばかりの関連業界を束ねきれず、農協改革など戦後農政の抜本的見直しも遅々として進まない。

省内には「このままでは農水省はダメになる」という強い危機感があった。


楽しそうに働いてる会社員・公務員が増えるのは、とってもイイことだと思います。日本の平均年齢は48歳なのですから、この層以上の人が楽しそうにしていることってとても大事。

子供たちだって大人が楽しそうにしていると希望が持ちやすいじゃないですか。

海外にいると忘れてしまいますが、私が日本にいた頃、周りにいたのは、こんな楽しそうな人たちばっかりでした。

もしかしたら、日本も少しいい方向に変わるかもな、って思ったのでした。

それではまた。

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