見出し画像

40代、50代で一部の人に来る「誰かを大事にしたい欲」のこと

日本に帰国すると、2つのことに気づきます。

1つは、趣味を極めている人がたいへん、多いことです。
まず、趣味が趣味の領域にとどまっていない人がたくさんいます。音楽でも、プロ級の腕を持つアマチュアプレイヤーは多いです。オーディオマニアやカメラマニアも「ここまでやるか」という人がゴロゴロいます。

着道楽、食い道楽みたいな人たちが大勢います。私も数百万もする楽器を買って、音楽活動にハマりまくってました。

もう1つは、一人で生きているための個人同士が繋がるための「仕組み」です。

どの町にもスナックがあり、飲み屋があり、ひとり者が家族以外の誰かとコミュニケーションを持てる場所があります。それがフツーにビジネスとなっているのがこの国です。

私もそんな居場所をいくつも持って生活していて、それが当たり前だと思っていました。

けどでも、マレーシアにこういった「いつもの溜まり場」的な場所はずっと少ないんです。スナックや会員制のバー、探せばあるんですが少ないと思われます。「家族が大事」という人が多く、音楽団体のつながりも「いつも一緒」な日本とは相当違います。宗教やスポーツジムに入り浸ってる人はいますが……。

日本で「推し」がある方が教えてくれたのは「推し」を通じて仲間ができるのが、何よりも楽しいということ。普段からSNSで同じ趣味で繋がったり、遠征で一緒に応援したり、バス旅行したりが、簡単にできるようになったらしい。

ここから先は

1,256字
この記事のみ ¥ 300

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。