「当事者意識の欠如」と「心の教育」の関係
日本に戻って強く感じること。
それが人々の「当事者意識の欠如」です。
みたいに言われる方、とても多いです。
しまいには、自分の人生なのに「会社は自分をどこに配属すべき」「上司を辞めさせるべき」などと、他人に期待しています。50代の方でもこういうことをおっしゃいます。
「今、自分がここにいるのは、自分のせいではないのだ」と。
「自分は**世代だから」「実家が太くないから」「性格が○型ですから」ーーキリがないです。
しかし、これなんでなんだろう? と不思議でした。
ヒントとなる思考の本を読んだのでご紹介します。
「当事者意識の欠如」は教育からきている
元麹町中学校の工藤勇一先生と哲学者の苫野一徳先生の対話「子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む 」です。
工藤先生は、「当事者意識の欠如」が日本の課題だと言います。
工藤先生は教育現場に答えがあるとしています。
私もつい最近まで「学校は変わらない」「変えられない」と思い込んでいましたが、どうも民主主義の教育というものは違うらしいということが、最近行ったニュージーランドや前広島県教育長の平川理恵さんとの対話でわかってきました。
「心の教育」がもたらすものとは
なんでこんなことになったのか。
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