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「純血は腐る」という考え方とシンガポール元首相の日本の未来予測が当たってしまっている件

こんにちは。

大学の関係者からは、よく「多様性が重要だ」という言葉を聞きます。逆にいうと、これは「純血は腐る」ということなのです。

本日はこの話をあらためてしてみたいと思います。
長文ですので、お時間あるときにどうぞ。

なぜ、純血は腐るのか?

留学カウンセラーの栄陽子さんが書いた「留学で夢もお金も失う日本人」という本に、自衛官からアメリカの大学を目指すJくんの話が出てきます。

超がつくほど高額な学費と世界一に君臨するハイレベルの研究で知られるハーバード大学が世界中から学生を集め、貧しい層の学生でも力があれば奨学金を給付してでも受け入れているのも、「純血は腐る」──同じようなレベルの人ばかり集めていると学問が活性化せず、やがて衰退してしまう──という考えがあるからこそ。その意味で、J君のような経歴の持ち主はアメリカの大学向きだといえます。

「留学で夢もお金も失う日本人」

「純血は腐る」

そうなのです。私は日本が少なくとも経済的に停滞している理由の一つにこの「純血は腐る」があるように思えます。

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