見出し画像

東南アジアここだけのお話

こんにちは。7月も半ばに入りましたね。いよいよ夏がやってきます。

マレーシアーシンガポールを結ぶ高速鉄道計画が再び浮上中

マレーシアでは、シンガポールを結ぶ高速鉄道の話がまた浮上しています。

もともとシンガポールとマレーシアのクアラルンプールを結ぶ高速鉄道計画は13年に両国が基本合意。両都市間約350キロを1時間半で結ぶ構想で、当時は日中韓の企業が強い関心を示していた。

この高速鉄道は、長い間、建設アイデアが出ては立ち消えになるーーパターンを繰り返していました。

ナジブ政権時代には日本も入札に参加し、クアラルンプールで「新幹線」のアピール・イベントを行いました(私もPRのスタッフとして現場にいました。しかし、このとき選ばれたのは中国企業でした)。
結局2018年の選挙後に政権が変わり、予算不足で中止となりました。

ところが、2021年に「中国ラオス鉄道(LCR)」が開通したことで、一気にマレー半島と中国を結ぶ路線が現実味を帯びてきました。すでにマレー半島からラオスまでの列車の試運転も行われています。

これが現実化すると、中国ーラオスータイーマレーシアーシンガポールの間の鉄道が完成することになります。今ホットなのは旅客運搬よりも、むしろロジスティックス、つまり物資運搬です。

近況報告

ここから先は

890字
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。