80代の生き方を描いた長寿ドラマに学ぶ
今日は短いコラムです。
日本はこれから超高齢化社会に突入すると言われます。
80代の女性を主役にしたNetflixドラマ、『グレイス&フランキー』シーズン７が完結です。最後まで見てしまいました。
2015年から2022年まで放送され、Netflixの最長シリーズとなりました。
放送終了時、主役の二人の実年齢も80代です。
ジェーン・フォンダが84歳。リリー・トムリンが82歳。
80年代の映画「9時から5時まで」のコンビです。
80代直前で離婚を切り出され……
高齢者の生活を描いた貴重なドラマ。
ストーリーは、80代目前にした弁護士の妻二人が、それぞれの夫から離婚を切り出されるところから始まります。夫同士は弁護士事務所のパートナー。しかし実はゲイで20年間交際しており、同性婚したいと言い出したのです。
グレイスとフランキーは当初は絶望しつつ、また性格の不一致にケンカしながらも一緒に住み始めるのですが、その後、一緒に起業したり、出会い系で彼氏を作ったり、老人ホームに入ってみたり、とさまざまな冒険をするのです。
元夫二人もずっと登場し、70、80代の視点から見た世界が描かれます。
例えば、歩くのが遅くて信号が渡りきれず、信号機の歩行時間を長くしてもらうように運動したりします。膝が悪くて立ち上がれなくなったり、認知症になったり、睡眠時無呼吸症候群になったり、癌が見つかったりーーとさまざまな困難も起きます。
高齢者になっても元気な芸能人たち
それにしても、ジェーン・フォンダやリリー・トムリンが80代になっても現役でいると、何人が想像したでしょうか？
ジェーン・フォンダ、今もインスタグラムに180万人のフォロアーがいるそうです。
83歳の時のインタビューで、健康の秘訣について聞かれ、ヨガやクロスカントリー・スキーなどのエクササイズを続けていることを告白しています。
私が好きな70代ロックバンドの皆様も、半分くらいが現役で元気に世界ツアーされてます。しかし、半分くらいは引退しています。このくらいの年齢になると、もはやお金の格差より、健康格差の方が大きいと思います。
日本でも活躍されてる方は多く、黒柳徹子さんが88歳です。
私も40代で耳が一時聞こえなくなって、「人間の能力はいつか衰えるのだ」と実感しました。一昨年は肩の調子がおかしかったし、視力も悪くなってます。
今やれることはそのうち出来なくなる。
やれるうちにやりたいことをやっておく。
ということかな。
長寿社会を迎える今、参考になるドラマだと思います。
それではまた。
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