「迷惑をかけてはいけない」が全ての基準になる国
こんにちは。
日本に来てみて、つくづく思ったこと。それは「迷惑をかけてはいけない」が浸透している国だということです。
「迷惑をかけてはいけない」が薄い国から来ると、こんなに違うのか、と驚きます。
もちろんいいところもあります。
街は整然としているし、人々は静かで礼儀正しく、丁寧で親切な人も多いです。
しかし、元来「迷惑をかける存在」にとっては生きづらい国です。例えば子どもです。日本の子どもは「自分を迷惑な存在だと思っている」という分析がありました。
小さい頃から「迷惑をかけないように」と教え続けられるのだから、そりゃそうなるよね、と思います。
私自身もかつてはその一人で、街に出たら、「迷惑をかけないこと」が第一でした。しかし、迷惑、かけちゃうんですよね。子ども。
ブランコで手を離してみて落ちたり、鼻におもちゃ入れて取れなくなったり、迷子になって、近所の人の家に転がり込んだり。
その度にえらい叱ってきたけど、あれはどうだったのかな? と反省するようになりました。
よく満員電車で泣き叫んでいるお子さんがいますが、子どもなりに周りの「迷惑だ」を感じ取って、それが怖くて泣いている子もいるのではと思ってしまいます。
「迷惑」が理解できない外国人
サンドラ・ヘフェリンさんは、「迷惑という言葉は日本独特の概念で、翻訳できない」と言います。
マレーシアでも同様で、電車やバスで携帯電話で話すことは普通にあり、「迷惑」と思っている人は、あまりいないんじゃないかな……。
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