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#44 政治の話がしやすい国と、しづらい国の違い

各国政府がいろんなやり方でそれぞれCovid-19と戦っています。
正解はどこにもなく、それぞれが命と経済のバランスをどうするか、リスクをどこまで取るかに頭を悩ませていると思います。

比較的うまくやっていると見られていたマレーシアですが、やはり例外ではない。マレーシア政府が5月1日にとつぜん、5月4日から行動制限(MCO)を緩めると発表しました。

経済活動は一定の条件で再開。レストランは「社会的距離」や消毒液の常備などを守った上で一部再開可能。学校や宗教での集まりは引き続き不可。スポーツは身体の接触がないものに限ってOK、というものです。

首相は発表の席で、「国民の皆さんには心配があると思う。私も同じです」と率直に言っています。

さて、興味深いのは、この後の人々の反応です。
政府の緩和に喜ぶ人が多いかと思ったら、その逆で、心配する声が圧倒的なようです。

例えば、マレーメールがFacebookで行った調査によれば、85パーセントの国民が、行動制限(MCO)の延長に賛成しています。

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