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東南アジアここだけのお話

こんにちは。今週は東京都で過ごしました。来週は関西に行きます。日本の難しいシステムに四苦八苦しながらもなんとか生きております。

日本は貧しくなったと言われるけれども……

日本は貧しくなったとよく言われます。

しかし、マレーシアからくると、実はあんまりそう思いません。
みんなピカピカの格好してて、下町でもボロい長屋は一掃され、マンションばかりです。近所の駅では再開発が行われています。

郊外でも畑がアパートになり、道路は整備され、新築の家が立ち並んでます。

確かに、欧米の物価と比べたら安いですが、アジアと比べたらほぼ同じ。べつにそれでも良いのでは?? と思います。

世界は欧米中心に回っているわけではないので、もう少し周りの国を見てもいい気がします。「ノマドランド」みたいに中間層が家賃を払えず、家を追い出されて路上生活するよりずっと良いのではないでしょうか。そこで競争して「うちの方が通貨が強い」競争しても仕方ないと思います。

私が20年前にマレーシアに行ったとき、当時物価は日本の3分の1と言われましたが、「発展途上国」のイメージで現地に行ったら、国民の車の所有率は世界で有数の自動車大国だし、クアラルンプールは高層ビルがたち始め、活気のある街で人々が快適に暮らしているのをみて、「こういうのもありだなぁ」と思いました。

当時の彼らは「(給与水準が高い)日本が羨ましい」と言ってましたが、生活が豊かならそれでいい、と割り切ることもできると思いました。

毎回、欧米と比較して、劣ってる・優れてるとジャッジすることにあんまり意味はないのでは? と思いますがいかがでしょうか。アジアの国なんだし。

上野にホームレスが減ったのはなぜ?

上野近辺では、なぜかホームレスが減った気がします。
これ、理由は何かあるのでしょうか?と思って調べてみたところ、どうも「ホームレス地域生活移行支援事業」が大きいようです。

東京都が2004年度から2009年度に行った「ホームレス地域生活移行支援事業」(通称・3000円アパート事業)が大きく影響している。

 特定の公園・地域に住むホームレスに、借り上げた住居を2年間、月3000円の家賃で提供し、自立した生活へ向けた支援を行った。計1945人のホームレスが公園から消えてアパートに入居した。事業終了時には8割の人が一般の賃貸住宅に移った。路上に戻った人は予想以上に少なかった。

上記は2020年の記事ですが、その後、東京都の2021年の報告書をみると、本当に成果が出たようです。

結果として、21年1月時点で1,212人が事業を終了し、うち989人(81.6%)が地域での生活を継続しており、ホームレスから地域での自立し た生活への移行が図られた。 
また、事業を開始以降、20年までに、ホームレス数は5,500人から2,750人と半減するとともに、事業の対象とした5公園について、公園としての機能回復が図られた

これはすごいな!と驚きました。ちなみにマレーシアでも同じように低所得者向けのアパートを安く貸与しています。

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