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会社が「キャバクラ化」する日本では、AIは仕事を奪わない説を考える

お知らせ
昨日の記事「家庭でできる21世紀型教育を考えてみたよ!」の最後の探究学舎の説明に事実の誤りがありました。訂正しておりますので、合わせて確認いただければ幸いです。大変失礼しました。

こんにちは!
先日のnoteで「ホワイトカラーがいなくなる説」を紹介したところ、yochiさんから面白い指摘をいただきました。


元の原稿はこうでした。

全世界的に「ホワイトカラーの時代」が終わって、「オフィスワーカー」が要らなくなりつつある。
次の時代に生きていけるのは、
・研究レベルの探究心を注ぎ込める専門性(博士号が最低限)を持てる人か、
・時代の波を見極めて、新しい価値を人に先駆けて認知していける人
のどっちか。
「創造性とプログラミングを学び続けよ」

しかし、こと日本ではこの方向、違うのでは? というのがyochiさんのご指摘です。

現場からの貴重な意見。
今日は、このyochiさんの指摘をもとに、つらつらと考えてみます。
お付き合いください。

日本の会社は「キャバクラである」説を考える

「日本の会社は実は大いに感情が動かしているのではないか」

yochiさんは今回、鋭い指摘をいっぱいしてるのですが、一つが日本の会社には「感情ベースの職場」と「そこそこ合理的な職場」の二種類があるってこと。

新卒で外資系などに入ると、この「感情ベース」の職場や人々の存在が見えにくい。かくいう私もそうで、以下のような感じで転職を繰り返し、令和になったから変わっただろうと思い込んでた。

新卒で入った大手金融機関(一般職)→キャバクラ(お客も会社)
次に入った編集プロダクション→半分キャバクラ
次に入った出版社→普通
次に入った出版社→普通
マレーシアの会社1→普通
マレーシアの会社2→普通

ところが、それが「加速している」というのが、現場にいる方々からの指摘です。

外資系でも、橘玲さんがいう「コミュニケーション」「調整役」は残るのですが、日本の「調整」はさらにずっと深く原始的な感情に根ざしてる。もっというと、「家庭」での癒しや甘えなどの感情の行き先が、会社に移行してると。つまり、日本の会社には「寂しい人」のお話相手という側面がある、というのがyochiさんの指摘です。

ウェットな日本の会社

確かに、飲み会、ゴルフ、研修。「潤滑油」とか「場が和むから」と言われ、若い女子社員が駆り出される世界は存在します。お酌やらチークダンスを強制される。あれは今思うと「キャバクラ」以外の何でもない。

私が見る限り、男性社員も若手は、上司や支店長のご機嫌をとることが含まれてました。営業成績が良いだけだとダメ。「生意気だ」と虐められたりする。会社の経費でキャバクラにお供するのも、男性社員の「仕事」です。

「お気持ち」重視のお客さん

「キャバクラ化」するのは社内だけではなく、一般のお客さんも同様です。要は「寂しい人」が増えてる。会社を退職して「キャバクラ」がなくなった方が行き場を探してるのかもしれません。

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