![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18280105/rectangle_large_type_2_cdfb96b4cbb27eeed38d7d78c15bd3d5.jpeg?width=1200)
会社が「キャバクラ化」する日本では、AIは仕事を奪わない説を考える
お知らせ
昨日の記事「家庭でできる21世紀型教育を考えてみたよ!」の最後の探究学舎の説明に事実の誤りがありました。訂正しておりますので、合わせて確認いただければ幸いです。大変失礼しました。
こんにちは!
先日のnoteで「ホワイトカラーがいなくなる説」を紹介したところ、yochiさんから面白い指摘をいただきました。
日本は「ホワイトカラー」はなくならないんじゃないかと思いました。属人化する文化があるし、合理的な判断より感情重視だし、人間の方が安いから。
— yochi (@yochiri) January 21, 2020
ホワイトカラーがいなくなる時代にどう子どもを育てるのか|野本響子@マレーシア編集者&ライター @mahisan8181 #note https://t.co/zucrAYtBF0
元の原稿はこうでした。
全世界的に「ホワイトカラーの時代」が終わって、「オフィスワーカー」が要らなくなりつつある。
次の時代に生きていけるのは、
・研究レベルの探究心を注ぎ込める専門性(博士号が最低限)を持てる人か、
・時代の波を見極めて、新しい価値を人に先駆けて認知していける人
のどっちか。
「創造性とプログラミングを学び続けよ」
しかし、こと日本ではこの方向、違うのでは? というのがyochiさんのご指摘です。
のもとさんが日本でOLだった頃から実は感情ベースの仕事の仕方はどんどん進んでいるのではないかと思っておりまして、会社がどんどん「キャバクラ化(水商売の店の中みたいな)」していっていると感じます。
— yochi (@yochiri) January 22, 2020
日本のホワイトカラーは、水商売と変わず、コアバリューは偉い人へのご機嫌をとる接客業かと。
現場からの貴重な意見。
今日は、このyochiさんの指摘をもとに、つらつらと考えてみます。
お付き合いください。
日本の会社は「キャバクラである」説を考える
「日本の会社は実は大いに感情が動かしているのではないか」
yochiさんは今回、鋭い指摘をいっぱいしてるのですが、一つが日本の会社には「感情ベースの職場」と「そこそこ合理的な職場」の二種類があるってこと。
新卒で外資系などに入ると、この「感情ベース」の職場や人々の存在が見えにくい。かくいう私もそうで、以下のような感じで転職を繰り返し、令和になったから変わっただろうと思い込んでた。
新卒で入った大手金融機関(一般職)→キャバクラ(お客も会社)
次に入った編集プロダクション→半分キャバクラ
次に入った出版社→普通
次に入った出版社→普通
マレーシアの会社1→普通
マレーシアの会社2→普通
ところが、それが「加速している」というのが、現場にいる方々からの指摘です。
外資系でも、橘玲さんがいう「コミュニケーション」「調整役」は残るのですが、日本の「調整」はさらにずっと深く原始的な感情に根ざしてる。もっというと、「家庭」での癒しや甘えなどの感情の行き先が、会社に移行してると。つまり、日本の会社には「寂しい人」のお話相手という側面がある、というのがyochiさんの指摘です。
ウェットな日本の会社
確かに、飲み会、ゴルフ、研修。「潤滑油」とか「場が和むから」と言われ、若い女子社員が駆り出される世界は存在します。お酌やらチークダンスを強制される。あれは今思うと「キャバクラ」以外の何でもない。
対価がない感情労働をさせられるのはずっと女性だった。男性達の負の感情の受け皿としての座布団、ましてや「キャバクラ化」は後世に残したくない https://t.co/rxgrTfaCUz
— ざっとばーど (@thatbird) January 22, 2020
私が見る限り、男性社員も若手は、上司や支店長のご機嫌をとることが含まれてました。営業成績が良いだけだとダメ。「生意気だ」と虐められたりする。会社の経費でキャバクラにお供するのも、男性社員の「仕事」です。
「お気持ち」重視のお客さん
「キャバクラ化」するのは社内だけではなく、一般のお客さんも同様です。要は「寂しい人」が増えてる。会社を退職して「キャバクラ」がなくなった方が行き場を探してるのかもしれません。
ここから先は
これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。