「アイデンティティ」の問題をどう考えますか、に答えました

いつも面白いコメントをくださるnanaさんから、こんなご質問をいただきました。

こんにちは!カナダからです。響子さんの新書もKindleで読ませてもらいました。興味深い記事でした。ところで我が家の子供たちは在外6年超になります。長男は小学校高学年で海外に出たので日本人としての感性を持っています。しかし次男は小学校低学年から海外の学校で今も日本人の友達はいません。(近所に日本人が住んでない) 彼の感性は日本人じゃないです。趣味や生活スタイル、スポーツのやり方(スポ根知らない)など日本の同年代の子供と随分違うだろうなあと思います。彼のアイデンティティが気になります。思春期の間に一度は日本に住み日本の学校に行った方がいいだろうと思っています。多分 性格や言語脳?の仕組みなど人によって違うと思いますが。響子さんのお子さんは低年齢から海外に出てそのような問題ありませんでしたか?
追記です。このように思うのは彼が日本人に対して少々コンプレックスを持っているのを感じるのでそう思った次第です。日本人はちゃんとしてるとか、日本人はしっかり勉強してるなどと言っています。自分はしっかり勉強してないのできっと日本に戻ったらダメだろうとか。多分それは外国人の視点から日本を見ているように思うからです。日本人として日本の教育を経験し日本人なのに日本人に持っているコンプレックスを解消して欲しいと思います。早期教育移住にも起こりうる問題かなと思って質問しました

ありがとうございます!

文章の一部分だけを見たアドバイスは難しいのですが、気になる人も多いので回答します。一般論と思って聞いていただければ。

先に結論から言うと、次男ご本人が「アイデンティティがないことがコンプレックス」で、それが日本の学校で解決するのでしたら、単純に、今から日本の学校に行けば良いのではないでしょうか。

私の結論は「子どもに決めてもらう」です。

具体的にどうするのか

ご次男がなぜそこに強いコンプレックスを感じているのか。


情報源はどこでしょうか? 
なぜそう考えるに至ったのでしょうか?
「しっかり勉強する」とはどういう意味でしょうか?

聞いてみてもいいと思います。

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