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日経新聞の「生まれた子ども、3人に1人は東京圏」ーー女性の移動とリンクしていると思う

日本に戻ってきてつくづく思うことは、東京に人が増えたことです。

東京だけじゃなく、夫の実家の大宮(埼玉)も人が増えてます。
私の勝手な外からのイメージでは、高齢者が増えたのかなと思っていたのですが、むしろ目につくのは若い人です。

人口減少で統合されそうだった近所の小学校がマンションでの人口流入で復活したこともありました(割と珍しいケースかも)。さいたまの美容師さんも、「この辺は子どもが増えて……」と話していました。

少子化とか高齢化とか言われている中で、一体何が起きているんだろう? と不思議でした。

生まれた子の三人に一人が東京圏

日経新聞にこんな記事がありました。

この数値を見てみると、本当に加速度的に増えているんですね。
東京圏で育ったこの子どもたちが地方に戻る場合には、「地方移住」のハードルがあるので、さらに加速すると思います。パンデミックや子育て組への地方への移住支援で、地方移住が進むかと思いきや、その逆になっているようです。

2022年に日本で生まれた子どもの数は79万9728人。そのうち東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で生まれたのは23万1990人で全体の29.0%を占めた。
およそ3人に1人が東京圏で生まれたことになる。1960年ごろは5人に1人程度、90年ごろは4人に1人程度だった。

うーん、このペースで行くと、そのうち人口の半数以上が首都圏に集まってしまいそうな勢いです。すると、日本=東京圏ーーみたいになってしまうんでは……。

記事によると、背景にあるのは若者の流入だそうです。

背景には地方から都市部への若者の移動がある。総務省によると2022年は1都3県を含む11都府県で入ってきた人数が出た人の数を上回る「転入超過」となった。
その数が最も大きいのが東京圏で9万9519人だ。年齢別にみると、20〜24歳が7万3213人で最多だった。就職や進学で上京する人が多いとみられる。

結局のところ、「会社員の国」日本では、大企業の本社が多いのが東京で、すると、自然に東京圏に集まってしまうのかもなぁ。

私は東京圏以外に出たことがないので、何が問題なのかは実はよくわかっていないのですが。

女性の東京流入が増えているその理由

でもこの数字を細かく見ていくと、特に女性が東京圏に集まっていることがわかっています。東京は 男性「転入<転出」 女性「転入>転出」らしいのです。

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