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なぜ、モノが減ると幸せになるのか

こんにちは。野本です。

みつばちまぁやさんが、私の記事を引用してくれたので、読みに行ったら、これが無茶苦茶、面白かったのです。

少し引用します。

私がやっているのは(メインは家事代行ですが)他家の片付け業。
ストレスのあまり散財した食材や衣類に囲まれてる人が、最終的に泣きつくのが我々整理収納アドバイザーだったりするわけです。
こちらとしてはお金をいただいてお仕事をいただけるのでそれはそれで有難いと思いつつ、「ストレスの消費にお金を使い、それを片づけるのにまでお金を使うってどうなんだろう」と思わなくもありません。

ストレスとお金の負のスパイラルって、つまり、

(1)ストレスを感じる
(2)バーゲンいったりヤケ食いしたりする(※お金がかかる)
(3)家が汚くなってさらにイライラ(※ストレス倍増)
(4)家族からも怒られる(※ストレスさらに倍率ドン)
(5)片付けるのに業者を呼ばざるを得ない状況(※お金がかかる)
(6)片付けた後にゴミを捨てるのにもお金がかかる
 →つまり全部ストレス

現場からの話って、説得力が格段に違います。
日々の仕事の「現場」から見ている発信って、言葉の重みが違う。

「モノが多い=自傷行為」の真意

実はマレーシアにも家が汚い人っています。しかし、家の外に何かが溢れ出すほど、「物をため込む人」は日本に比べたら少ないかもしれません。最近、こんまりさんと共に、「溜め込む人( hoarderと呼ばれるっぽい)」が紹介されてましたが、この記事ではシンガポールの例を出していました。

https://borneobulletin.com.bn/like-keep-stuff-dont-need-find-youre-hoarder/

(なぜかリンクが貼れないので、気になる方はクリックしてください。これはマレーシアのBorneoBulletinという新聞記事です)

昨日、インド系マレーシア人の友達に日本のゴミ屋敷の話をしたら、驚愕されてしまいました。「マレーシアにも家が汚い人、モノが多い人はいるけれど、ここまでため込むのは、ありえない」と。

7年在住し、よくマレーシア人のお宅に行く私も、クアラルンプール 近辺では一度もゴミ屋敷をみたことがない。東京では、私の家の半径1キロ内に、がらくたが、明らかに家の外まで溢れ出ているおうちが数件ありました……。

うちのメイドさんは、日本人の家はモノが多くて掃除が大変だ、とたまにこぼしてました。

つまり、やっぱりそれは現代人のストレスと関係があるのかもしれません。

どうしたら抜けられるのか?

私はバブル世代なのですが、「モノを買う」という習慣、割と若い頃についてしまいます。

東京で高校を出てボーッとしていると、友達や先輩に飲み屋に連れていかれ「お酒くらい飲めないと」とやられる。さらに化粧品会社のセミナーなどに連れていかれ、「大学入ったら化粧品くらい持ってないと」「将来への投資です」とか言われて、次々にいろんなモノを買う羽目になります。

先輩に「今、ちゃんとしないと20年後にお肌はボロボロになるわよ」「流行遅れの服を着ていたら恥ずかしい」とか言われて、後輩の私はそんなもんかな、と買っちゃう。

今思うと大学って私にとっては勉強の場というより、消費者になることを覚えた場所だったなぁ……。なんというか、巧妙に張り巡らされた罠の中を彷徨ってるみたい。

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