見出し画像

昭和女子大学附属昭和小学校と上野学園が英国式プログラムを導入するらしいけど、実際どうなのか?

こんなニュースを見ました。日本の文科省がケンブリッジ式の学校を一条校として認める方向になったようです。

昭和女子大学附属昭和小学校(校長 前田崇司氏:東京都世田谷区)は、2024年4月に開設予定の国際コースが日本の小学校(一条校)として初めてケンブリッジ国際認定校になったことを公表しました。一条校の小学校として初めての認定校となりました。

 また、東京の上野学園が2024年4月に同じくケンブリッジ国際カリキュラムで国際コースを開設予定だそうです。

 このニュースが何を意味するか。
 
私は日本にも「折衷式インター」が出てくると思う、と書籍(子どもが教育を選ぶ時代へ)で書きましたが、その通りになったようです。


いよいよ、日本の教育は、マレーシアに近くなってきたなと思います。
マレーシアでは、10年前に、私立学校が英国式インターに「変身」するのが流行しました。

今日は、これがどんなものか? どうなるのか? を解説したいと思います。

国際教育の二大潮流である「英国式」と「国際バカロレア」

「子どもが教育を選ぶ時代へ」に書いた通り、インターナショナル・スクールには大きく英国式と国際バカロレアがあり、さらに他にオーストラリア、カナダ、アメリカなどがあります。

が、中でも教育の輸出に熱心なのが、国際バカロレアと英国式です。
英国式の大きな特徴は、中学終了時に試験があり、この試験を受けて合格しないと「卒業」と見なされないことです。

国際コースでは、5歳から11歳を対象とするCambridge Primary(初等)を一部導入して国際標準の教育を提供し、学習内容の定着を測る国際基準の試験を受けることが可能になります。

ここから先は

1,705字
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。