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今の世界情勢は、第一次世界大戦前に似ている?

ロシアのウクライナ侵略。

歴史家のユヴァル・ノア・ハラリ氏がTwitterで、これが「長期な戦争時代の幕開け」になる可能性の警告をしていました。

意訳すると「もし攻撃が成功すれば、全世界で新たな戦争の世紀となるだろう。それは我々の世代では終わらないかもしれない。未来はウクライナ人の勇敢さにかかっている。彼らを助けるのは義務だ」といった意味です。

(前後のTweetもあります。よければ自分で原文を見てください)

彼の書籍「ホモデウス」を読み返していて、怖い記述を見つけました。

今の状況は1900年代に酷似している

それは2014年あたりの状況が1914年(第一次世界大戦時)に酷似しているというものです。

当時は、ざっくり「自由主義者」「進化論的な人間至上主義者」「社会主義者」が対立していました(「進化論的な人間至上主義者」はのちナチスなどのファシズムにつながる勢力)。

少し「ホモデウス」から引用します。
1910年代は、自由主義者がこの世の春を謳歌し、人々が個人の自由を信じた時代だったそうです。ハラリ氏は、2010年代と似ていると言います。

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