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中国のパスポート締め付け問題はインバウンドに影響するのか

中国が、自国民のパスポートを厳しく制限し始めました。マレーシアの学校関係者も、「今年は本土の中国人の動きが変わりそうだ」と言っています。

話題になっているパスポートの「クリッピング」(切ること)。
どういうことでしょうか。

中国で話題になるパスポートの「クリッピング」問題

まずは日本の報道から。ニフティの提供するニュースです。

中国が自国民の出国制限を厳格化している。空港での水際対策強化やパスポート発行の制限が行われていると見られる。 米ラジオ局「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」が報道した。
また、カナダの留学ビザを取得して出国しようとしたあるネットユーザーは、税関で「オフラインでの授業があるのか」と質問された。彼が「まず言語の授業を受けるので、今のところオンライン授業しかない」と答えたところ、職員にパスポートを切られた上、「オフライン授業がないなら、どうして出国するんだ」と言われたとしている。
同様の措置は、外国の永住権を持つ国民に対しても取られているという。また、中国当局は小中学生の外国留学も制限している。

以下は、中国が今後「鎖国するのではないか」との憶測記事。
ただし、元ネタが「Redditの投稿」なので、なんともいえません。

 なぜこんな事件が起きるのか。それは今、中国が徹底した“鎖国”状態へとギアチェンジしたからではないか。実は昨年7月18日、米ソーシャルニュースサイト「レディット」(中国語版)に「中国は2022年10月までに完全に鎖国されると予測」と題した中国語の記事が投稿された。

そんな中、移民熱が高まっているという報道が出ています。暇爺さんの翻訳記事。

また、中国の主要なインターネット検索プラットフォームにおいて、最近「移民」の検索数が急激に増加していることも言及している。「海外へ行くならどこが良い」という項目の検索量は、 "WeChat "で4倍以上の5000万件、"Baidu "の「カナダに移住する条件」の検索が27倍になった。

中国に住む華村さんも、この時勢での中国人のインタビューを書いています。

パスポートへの締め付けが単なる「ウイルス対策」ではなく、国家の経済に関わる問題なら、中国国内の方々はもちろんですが、日本にもマレーシアにも、その他の国にも大きな影響を与えると思います。

インバウンドの数字はもう「戻らない」かもしれない

なぜなら、
インバウンドの主力客が戻らないかもしれないことを意味するからです。

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