約50年、同じ会社にいることに耐えられる人、耐えられない人
松井博さんがこんな記事を書いていました。
昔だったら、60歳で退職していたのが、今や定年がどんどん伸びています。
政府は、2021年4月より高齢者雇用安定法を改正し、今や企業には「65歳までの雇用確保の義務」に加えて、「70歳までの就業確保の努力義務」が追加されたのです。
22歳から70歳まで約50年同じ会社でぐるぐる移動しつつ働く……。
これまでは、60歳で定年退職し、その後は好きなことをやる人生でした。
しかし70歳で退職し、好きなことをする体力があるのか?
「ようやく終わりか」と思ったらまだ20年ある。
これはちょっとしんどいです。
会社が自分をどこに置いてくれるかはわからない
私の周りには、最近40代、50代で自分の人生を考え直す人が多いです。
ある方から最近、仕事を辞めたい、という相談を受けました。
いろいろやっていると、
「あ、自分はこっちに向いているかも」とわかる瞬間がやってきます。
しかし会社がそこに自分を置いてくれるかは、わかりません。
なぜかというと、簡単に異動できないのがまた会社なのです。
よしんば希望する部署に異動になったとしても、5年後にはまた異動がやってきたりします。
「多少向いてない人にも、その仕事をやらせてジェネラリストを作る」のが大企業の総合職なのでしょう。
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