自由と放埓の当世に乾杯
イタリアに行ってはないけど熊本に行ってきました。
Minaasoマルデンというレストランでランチコースを食べることが出来ました。
※この記事はマナーのない無知無恥な私が食レポしています。気分を害する危険性や可能性があります※ちょーあてんしょん!
ほとんど外食はせず、したとしてもファストフード店だったり、コンビニも車で20分程の山の中で暮らしているので水を入れる瓶にとりあえずビールの要領でトキメキます。
ナプキンが赤色というのもこれまたシャレオツ。
私もオシャレ人間になれた気がしました。
もちろん、紅の豚のようにナプキンは胸元に引っ掛けさせていただきました。
食事が来るまでソワソワウキウキしながら待ちました。
タルトみたいなキッシュは酒粕みたいな味がほんのりとしました。ブルーチーズって酒粕なんかな?って。
紫のキャベツの味付けが一段とおいしかった。
スープは冷製でパンはホカホカ焼きたて。
スプーンをカチャカチャさせないようにゆっくりと優しく使って口に含みました。
海塩と岩塩と胡椒とニンニク醤油、選んでどうぞって勧められた。
ニンニク醤油が一等うめかった。海塩の結晶が平べったいことを知ったです。
シェアしたくて別のデザートを選んでもらいました。
琥珀色のハーブティーが現実に戻るために香りをくれました。
果物もひと手間かけてて、料理人ってプロってすげーなって。
お家で食欲を満たすために料理するけど、こんな手間かけてないよ・・・って世界の広さも味わうことが出来ました。
店内には南阿蘇の四季折々の風景(人間の営み含)を映像で見せてくれるディスプレイもありました。
店内はジャズとかボサノバとかの音楽が会話を楽しむのに邪魔しない音量で流れていました。
ナプキンや水の瓶で紅の豚ごっこを脳内で展開されてしまい、ジーナが歌ってるあのホテルアドリアーノにいるような気分に浸ることが出来ました。
実際はマナーなどの食べ方にビビってました。
スマートでインテリジェンスじゃない私でもその世界に触れられて、その上許されてマジハッピーなひとときでした。
2016年の熊本地震で崩壊した阿蘇大橋のたもとにお店があったらしいです。
新しい阿蘇大橋は観光地化されていました。
忘れちゃいけない事や忘れたくない事、覚えててほしい事や知ってほしい事などがある人間がそれらを抱えて今日も生きてる。
そして、私は映画の主人公を気取ることが出来ました。
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