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ものづくりやサービス(実質経済)を、マネーゲーム(投資)より大切に

 学資保険やそれに類する金融商品の説明を聞いて思った。お金を預けて運用して経済成長した分が儲かるなら、元から多くの資産があれば働かなくても運用した経済成長分で生活できると。この資本主義経済の仕組みは、投資という意味で企業などの成長を促す良い面もあるが、はじめに多くの資産を持っていた資本家が実質的に物を作ったりサービスを提供する労働者から搾取して更に豊かになる、日本のバブル経済のように、投資の儲けに釣られて実質経済本来の価値より価格が膨れ上がってしまうなどの課題がある。また、地球という資源に限りがあるため、常に経済が成長するという投資の前提は、インフレし続けるとこで短期的には見かけ上しばらく続けられたとしても、永続することは出来ないのではと思う。
 政治家は選挙にお金が必要であり、どうしてもマネーゲームに勝った資本家の味方をしてしまう可能性がある。マスメディアもまた、広告費で運営する以上、広告費を出してくれる資本家に不利な情報を流しにくい。そうなると、気付かないうちに資本家に与する仕組みや制度が作られ、その問題が報道されない状況になることに気をつけたい。
 マネーゲームで儲ける人よりも、物を作ったりサービスしたり実質的に人の豊かさに貢献した人が豊かで幸せになる社会になるよう、お金という道具の使い方をより望ましい方向になるよう見つめて伝えて変えていきたい。

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