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防衛医科大学校という試金石

(試金石という言い方は少し語弊もありますが)

学校の先生のアカウントって、小学校の先生のものが最も多くって、その次くらいに中学のものもが多いような気がしています。

なので高校を担当したことがある先生方でないとイマイチ伝わらないかもしれませんが、話をしてみたいと思います。

防衛医科大学校という大学校が日本にはあります。

大学校は国とか独立行政法人が設置しているという認識でいいでしょうか。

防衛省が防衛大学校と防衛医科大学校を設置していますし、海上保安庁が海上保安大学校を設置しています。

ちなみに、自分自身は気象庁が設置している気象大学校を受験しました。

気象大学校の受験日は6月頃で、当然高校3年生のこの時期にはまだ数学も理科も完成しておらず、相当苦労しました(もちろん不合格です)。

ちょっと興味はあったのですが、競争率は半端ない。

防衛医科大学校は11月に受験があり、進学校ではその後の受験の行く末を占う大切な試金石。

国公立最上位や医学部を狙う生徒がどこの進学校でも受験するイメージです。

ちなみに、過去に自分が担当した生徒でこの防衛医科大学校に合格して進学した生徒がおります。

お給料ももらえて、医者にもなれて待遇は最高です!と言っていましたが、ビシッと整列したり、早朝に先輩よりも目覚ましなしで起きなければいけないなどの辛い側面もあるとかないとか。

いずれにしても、防衛医科大学校に合格するのは並大抵のことではありません。

11月までに各教科の勉強が相当できあがっていないといけないわけですから。

で、今日はなぜこの話題を取り上げているのかというと、なんと数年ぶりに自分が担当した生徒が防衛医科大学校に合格したから。

今年は例年に比較して、防衛医科大学校の合格者数も増えそうな感じもしています。

コロナの影響もあり、なかなか苦労も多かったと思うのですが、緊張感をもって勉強に励んでいる雰囲気は高校3年生の学年全体としても良かったように感じます。

あとは東大模試でいい判定が出ている生徒も多いみたいで。

昨今はメディア側でも東大(生)をピックアップしているので、また一段と知名度を上げているのではないでしょうか。

自分が部活でも教科指導でも関わった生徒がいい結果を残すというか、自分の理想の進路を切り拓いていく姿を見るのはやはり嬉しいものです。

最近はまた感染者数も増えてきていて、入試に対しても様々不安になることもありますが、どうにか無事に生徒たちが大学生になれるといいなと思う11月の最終金曜日でした。

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