見出し画像

公立と私立の休日の違い・2

前回の記事はこちらから。

前回は公立校を中心とした土日休みと、一部土曜日が出勤になっているパターン(月~金曜日を勤務日とする学校)の例を紹介しました。

今回の記事では、私学にしかないだろう、平日休みのパターンについて述べていきたいと思います。

3.日曜&平日1日休み

多くの私学が採用しているのがこのパターンではないでしょうか。

いわゆる平日1日を「研究日」とするパターンです。

名目上は自分の研究をするための日ということなので、お休みではありません。

学校から呼ばれたら当然いかなければなりません。

実際に、数学の先生が自宅で好きなだけ問題を解きまくったり、理科や社会の先生でフィールドワークに行っていた先生も知っています。

生物の先生が季節が変わったから動植物を探しに行ったり、写真を撮ったりというのもありますし、地学の先生が化石掘りに行っていたパターンもありました。

お土産で化石をいただいたこともあります(笑)

実態としては、こういうことも組み合わせつつ、観光もしたりすることもあるでしょう。

また、午前中のうちに日頃なかなか行くことができない病院に行き、午後から自己研鑽に充てている、という場合もあるかもしれません。

時間に縛られず柔軟に平日に動けるのはなかなか魅力的です。

銀行まわり(最近はオンラインで済むことも多いですが)や役所まわりなんかもできてしまいます。

研究という言葉が形骸化してしまっているような話も聞こえてこなくもないですが、先のフィールドワークの例のように有効活用している先生方もいらっしゃいます。

いろんな観点から、こういう制度は私学の魅力の1つですね。

ただ、連休ではないので、心身のコントロールやマネジメントは計画的に行わなければなりません。

4.日曜&平日2回半日休み

私自身も1度経験したことがある勤務形態です。

首都圏だと、女子校にこのパターンが多いかもしれません。

とりあえず、毎日先生と会える可能性があるというパターンです。

午前中研究日とか午後研究日とか、どこまで運用している学校があるのかはわかりませんが、私が経験したことがあるのは午後研究日を2回というパターンです。

勤務が軽い日が週の中に2回あるほうが楽、という方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはこの勤務スタイルは合いませんでした。

やはり、スーツを着て通勤するだけでも疲れてしまうのです。

制度としては午後からは研究日なのですが、実態としてやはり1回出勤してしまうと、なかなか帰りづらいということもあります。

もちろん、学校によっては帰りやすい雰囲気の学校もあると思います。

個々の教員の研究日を大切にしようとしている学校も数多くありますが、一方で仕事量が多いとか、仕事の分担が下手とかで、結局1日中学校に滞在せざるをえない状況になってしまった、という方もいると思います。

かくいう自分もそうでした。

5.まとめ

ここまで、様々な勤務形態について議論してきました。

私自身は土日休みが最もメリハリがつけられて好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?