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部活動に卒業生が来てくれる功罪

なぜだが無性にこのテーマだと野球の写真素材を使いがちになってしまうのは私だけでしょうか‥?

部活動の問題、難しいですね。

私自身、初任の頃にしっかりと作り上げられてきた部活動を突然任されて大変な想いをしたからこそ、よくわかります。

他のベテランの先生が主導して徐々に引き継いでいくハズだったものが、ベテランの先生がまさかまさかの病気休職という事態になり、ロクな引き継ぎもないまま実質の主顧問に。

大会もそこそこ勝ち上がるくらい強かったので、土曜も日曜日も部活で初任の時は42連勤→1休み→75連勤→夏休み→肺炎までが一セットでした。

どんどん減っていく年休はなかなかの恐怖でしたね。

以降、自分が教えられない部活の顧問になったり、なんだかんだで教えられる部活である程度自分の世界を作ってのらりくらりと活動はしていますが、少しずつ近隣の学校の様子も変わってきているようにも感じます。

この話題については世の中の動きも注視しながらまた取り上げていきたいと思います‥

今日は部活動に卒業生が来てくれることについて。

功も罪もどちらも経験しているのでちょっと紹介していこうかと思います。

1.メリット

もちろんいろいろありますね。

・雰囲気が変わる
突然現れた非日常の空間。顧問という大人ではない身近な先輩が来ることにより、懐かしくもあり、やっぱり空気は変わりますよね。先輩にいいところを見せようと普段より練習を頑張ってしまう一面も見れたりすることもあったり。

・指導側の人数が増える
顧問目線ではありますが、細かく教えられる側の人間が増えるとやっぱりダメなポイントを見逃す確率は減るように思います。もちろん、卒業生側がちゃんと教えられること前提ですが‥

・最上級生の息抜きになる
部長や副部長なんかが、部活の運営で迷っていることがある場合に、卒業生に相談できるパターン。こんなときどうしてましたか、とか先輩ならどうしますか、みたいな感じで。もちろん、先輩の考えや判断が全てというわけではなく、いい意味で甘えられるとか参考にできるとでも言えば良いのでしょうか。

・先の学校の話が聞ける
高校だったり大学だったりの話が聞けるのはやっぱり大きいような気がします。高校だと○○が大切なんだけど、その前の中学で△△は身につけておいた方がいいとか。これは部活の内容に限ったことではなく、勉強面でも同じで、進路に不安を抱いている生徒なんかに効果てきめんなことも。

2.デメリット

私ではなく、別の顧問と関係が悪化した話なんかもあるんですが、過去に勤務していた学校の話を中心に述べてみます。しばらく出禁にした生徒もいますが‥

・先輩風をビュービュー吹かせる

・顧問の言うことを聞けない(偉くなったと勘違いする)
ケガその他の責任が取れるわけでもないのに、無理をさせたりしてしまうパターン。挙げ句、顧問とケンカして口もきかないという最悪の展開に。

・ただダメな雰囲気を振りまいて帰る
日頃の練習のほうがよっぽど集中力も高くなってしまうパターン。卒業生が来ないほうがよかったと、下手すると生徒側も思ってしまう場合も。もっとも、それはそれで次回以降の卒業生の立場がなくなるわけなんですが。

おわりに

まだまだ書けそうな内容はいっぱいありますが、このくらいにしておきましょうか。

ちょっとだけ、冬休みの練習で思うことがあったので記事にしてしまいました。

よりによって、2021年の最後のnote記事が部活の話になろうとは‥(笑)

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