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入試が始まっている

私学教員として思うことは、やっぱり入試が気になるということ。

これは、いわゆる合格実績などの出口に関する入試もそうだけれども、新しい生徒が入ってくるときに入り口の入試についてもそう。

1.出口の入試について

いわゆる高校入試や大学入試。

つい先日、大学入学共通テストが実施されました。

いろんな観点で話題になっていますね。

鼻マスク逮捕案件もそうですし、もちろん出題についてもそうですし。

出題に関しては様々ありましたね。

大きく変わった教科、変更点が好意的に受け止められている教科など。

今年の受験生は何かと振り回されましたが、しっかり実力を蓄えていた生徒は揺るがなかったのではないでしょうか。

あくまでも理想論なんですけれど、どんな出題形式であってもぶれない軸をきちんと教えることって大切だと思うんですよね。

上位校であれば、ある程度、理論から初めて教え込んでいくことも可能だと思います。

中堅くらいになってくると、どうしてもパターン化して整理してあげた上で提供するような授業の割合も増えてきてしまうと感じます。

もちろん、使っていく中で、少しずつ自分の中でも整理されていくことで定着するということもあると思いますが、ただただ使うことしかしていないと、今回の大学入学共通テストのような見たことがない問題だったり、思考力を必要とするような問題には対応しにくいのではないでしょうか。

来年度から、学校も先生も、こういうものを意識した授業をするようになるのでしょうか。

少なくとも、同じような授業をしていくとしても、意識の向け方は変えていくのではないかな、と思います。

2.入り口の入試について

私学で言えば中学入試、また、中学生で言えば高校入試の話です。

緊急事態宣言が発出されましたが、埼玉県の私学の中学入試は1月10日から始まっています。

報道でも某大手私学の校長先生が出ていたように思います。

様々対策を講じて行われている中学入試ですが、おそらく今年はほとんど今まで通りの形で行われていくのでしょう。

国もきっとこれをわかっていて、休校に踏み出せないのではないかとすら思ってしまいます。

前回、思い切って休校をしたときには、すでに国立前期の入学試験まで終わっていましたので。

これから何年間か、特効薬というか治療薬が安定供給されるまでは、運営する側はビクビクしながらやらないといけないかもしれませんね。

開成なんかは、早々に追試を行う、という発表をしていたりもしますしね。

受験生が安心して受験できるような環境づくりが求められていると思います。

今回のコロナの影響で、少し志願者はどの学校も減るのかもしれません。

安定志向で、中堅の学校の受験者数が増えるのでは、という記事も見かけました。

3.まとめ

何にしても、子どもたちの将来がうまくいくような社会構造になってほしいと思います。

受験は大切な進路選択の1つ。

送り出す側も、迎え入れる側も、気持ちよくできることを願っております。








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