再度オンライン授業の需要の高まりが
起こっている。
ブログでは別観点から記事を書いています。
「結局、オンライン授業なんです。」
https://kyouin-tenshoku.com/2020/05/23/01-21/
登校再開しても、結局は分散登校などで様子見を強いられている学校の方が大半だと思っています。
そうすると結局、登校するチームと、自宅学習を続けるチームとに分けなければいけなくて、やはりオンライン授業の需要はまだまだあるという印象です。
今日、気になったのは、今から慌ててオンライン授業を導入する自治体もあるということ。
結局今回のような「非常時」にならないと、なかなか学校の体質は変わらない、というお話についてです。
日本の教育(だけに限らないかもしれないけれど)は、かなり前年踏襲が多い。
だから、非常時が起こらないと、なかなか変われないし、変わらない。
自分が経験した中で、今回と似たような状況にあったのは、合唱コンクールかな。
以下、回想。
東日本大震災があって、耐震補強工事のために、半年ほど体育館が使えない、という年があった。
それまで、ずっと合唱コンクールを体育館でやっていたのだが、その年に限っては外部の会場を借りなければいけなかった。
当然、会場選びから、下見、生徒の動線の検討、客席の配置など、ゼロから検討しないといけないことだらけ。
その年の合唱コンクールの担当になった先生はとても大変だった。
作った要項を職員会議に出しても、とにかく「これはどうするんですか?」「あれも検討してください」みたいな感じで、毎回長時間とっていた。
(しかし、それはそれで、ある意味では本来の「会議」という形式にも近かったと思う)
担当の先生は、毎回要項に大幅な手術を加えながら対応していた。
もちろん、外部の会場を使用した経験のある学校で働いている知り合いのネットワークなんかも駆使しながら。
なかなか大変だったと思うし、無事にその年の合唱コンクールが成功に終わった後には、放送委員で協力してくれていた生徒たちと一緒に泣いていた。
私が経験したのは、「体育館が使えないから外部の会場を使用しなければいけない」というような『強制力』が働かないと、学校は変わらないんだ、ということ。
回想、ここまで!
もう、おわかりだと思うんですけれども、話は今回のコロナ問題に帰ってきます。
結局、GIGAスクール構想にしても何にしても、今回のコロナ騒動で、一気に対応が進んだわけです。
自治体によっては、導入する端末(中にはsurface proを生徒に支給する自治体もあるみたいですね)や、導入するシステム(例:東京都はmicrosoft teamsとか)も決まったところもあるはずです。
今回のコロナ問題で、いろんな日本の負の側面がさらされました。
これはもちろん、教育業界だけでなく、その他の業界でもそうでしょう。
日本特有の事なかれ主義とか、曖昧文化はいいんですけれども、現実に即した変化は受け入れられるようになりたいものですね。
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