そこに愛はあるんか?
年の瀬も迫って参りました!
みなさまいかがお過ごしでしょうか!
さて、Twitterでは、恒例の議論が巻き起こっているような気がします。
いわゆる、はじき論争ですね。
例の図を使うか使わないかという話から、教え方そのものから、ものすごい議論ですね。
個人的には、私は使わない派。
使わずにあの手この手で例を挙げて説明しまくって、それでも、どうしても無理な生徒10%にはやむを得ず、とりあえずで教えることはありました。
ただし、私学に異動してからは、この図は使ったことがありません。
だって、単位あたりの計算ができなかったら、その先の勉強につながらなと思っているから。
その場しのぎの指導をしていても、結局はその子本人に返ってきたり、その後の指導でこちらが大変な想いをすることが目に見えているから。
そもそも、例の図、発祥はどこなんでしょうかね。
中学受験の塾産業なんかが、点数を取るために始めたというような話を聞いたことがある気もしますが、詳細は定かではありません。
もちろん塾産業も、仕事としては点数を上げて合格させるのがお仕事なのですが。
先日、正方形の中に中心各90度の扇形2つをを組み込んで重なっている部分の面積を求めさせる問題(よくあるやつ)で、正方形の面積に0.57をかければいいんだ、という話をみかけました。
本質的には同じことだと感じます。
意味もわからずにただなんとなく言われた操作をすれば答えがでる、というのは、先につながらないと思います。
特に、この0.57というのは、円周率(というか半径1の円の面積の半分=扇形2つ分の面積)3.14の半分から1を引いただけなんですよね。
そして、中学校以上であれば、円周率はπを使うので、全然意味がないんですよ。
例の図にしても同じで、今後も形を変えて密度とか、圧力とか、様々登場する。
組立単位の話に全てつながってしまうわけです。
そして、その最初が小学校のはやさなんですよね。
実は単位にも意味があるとか、分数の勉強をした後だと単位が表す通りの計算をやっているだけとか(次元解析的な)、そういう話って自分は中学生にも簡単に話をしたことがあります(公立です)。
いずれにしても、最初から例の図を使ってとりあえずの点数を取らせるだけのことはさせたくないと思っています。
それは絶対に先につながらないから。
どうしても、小学校の先生では、算数が得意な先生と苦手な先生っていると思うんですよね。
そのあたり、もしかすると高学年から専科の導入などで好転する可能性はあるとも思いますが、、、
はやさの単元が5年生なので、もしかすると、ですね。
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